学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §5 消化と吸収 / QJ24A070
理由で解く 柔道整復師
胆汁をつくるのは肝細胞です。胆嚢は肝臓が分泌した胆汁を濃縮して蓄え、必要時に十二指腸へ送り出す役割にとどまります。
肝臓は体内で最大の実質臓器であり、代謝の中枢です。糖ではグリコーゲンの合成と分解、蛋白ではアルブミンや血液凝固因子の合成、脂質ではコレステロールやリポ蛋白の合成を担い、アンモニアを尿素に変えるなどの解毒も行います。さらにグリコーゲン・脂溶性ビタミン・鉄を貯蔵します。そのうえで肝細胞は1日約500〜1000mLの胆汁を産生し、胆汁酸・ビリルビン・コレステロールなどを排泄します。胆汁酸は脂肪を乳化して表面積を広げ、膵リパーゼが働きやすい状態をつくりますが、胆汁自体に消化酵素は含まれません。「乳化は胆汁、分解は膵リパーゼ」という役割分担が、この問題の急所です。
| 消化液 | 産生部位 | 主成分と働き |
|---|---|---|
| 胆汁 | 肝臓(貯蔵は胆嚢) | 胆汁酸で脂肪を乳化。酵素は含まない |
| 膵液 | 膵臓 | リパーゼ・アミラーゼ・トリプシン、重炭酸イオン |
| 胃液 | 胃 | 塩酸・ペプシノーゲン・内因子 |
| 腸液 | 小腸 | 膜消化酵素、粘液 |
| 唾液 | 唾液腺 | アミラーゼ(デンプンの分解) |
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