学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §5 消化と吸収 / QJ25A069
理由で解く 柔道整復師
胃の主な役割は、食べた物を一時的にためて少しずつ先へ送ることである。あわせて胃酸とペプシンによる蛋白質消化の開始と殺菌を担うが、栄養素の吸収はほとんど行わない。
食塊が入ると迷走神経を介した受容性弛緩が起こり、胃は内圧をほとんど上げないまま1.5L程度まで広がる。ためた内容物は蠕動で撹拌され、粥状になったものが幽門から少量ずつ十二指腸へ送り出される。この「一時貯留と小出し」があるおかげで、小腸は自分の消化・吸収能力に見合った速さで内容物を受け取れる。胃液は壁細胞の塩酸と内因子、主細胞のペプシノゲン、副細胞の粘液からなり、酸性下でペプシノゲンがペプシンとなって蛋白質を分解する。胃で吸収されるのはアルコールや一部の薬物程度で、糖・アミノ酸・脂肪酸の吸収は小腸が担当する。
| ホルモン | 出るところ | 刺激 | 主な作用 |
|---|---|---|---|
| ガストリン | 胃幽門前庭のG細胞 | 蛋白質、胃の伸展、迷走神経 | 胃酸分泌の促進 |
| セクレチン | 十二指腸のS細胞 | 酸性の胃内容 | 膵からの重炭酸分泌促進、胃酸分泌抑制 |
| コレシストキニン | 十二指腸のI細胞 | 脂肪、蛋白質 | 胆嚢収縮、膵酵素分泌促進 |
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