学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §5 消化と吸収 / QJ25A070
理由で解く 柔道整復師
排便反射に関わるのは骨盤神経である。直腸が伸展された情報を仙髄へ運ぶのも、直腸を収縮させ内肛門括約筋をゆるめるのも、同じ骨盤神経(副交感神経)が担う。
便が直腸に入って内圧が上がると、直腸壁の伸展受容器が興奮し、骨盤神経の求心路を通って仙髄(S2〜S4)の排便中枢に伝わる。遠心路も骨盤神経で、直腸を収縮させると同時に平滑筋である内肛門括約筋をゆるめる。この情報は大脳へも伝わって便意として意識され、随意筋である外肛門括約筋は陰部神経を介して意識的にゆるめたり締めたりできる。排出時にはこれに腹圧をかける怒責(横隔膜と腹筋の働き)が加わる。反対に蓄便のときは下腹神経(交感神経)が直腸をゆるめ、内肛門括約筋を締めておく。
| 神経 | 種類 | 由来 | 排便での働き |
|---|---|---|---|
| 骨盤神経 | 副交感 | 仙髄S2〜S4 | 直腸収縮、内肛門括約筋弛緩(排便を促す) |
| 下腹神経 | 交感 | 腰髄 | 直腸弛緩、内肛門括約筋収縮(蓄便) |
| 陰部神経 | 体性運動 | 仙髄S2〜S4 | 外肛門括約筋の随意的な調節 |
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