学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §6 栄養と代謝 / QJ24A069
理由で解く 柔道整復師
ビタミンDが不足すると腸からのカルシウム吸収が落ち、骨に石灰が沈着できなくなります。成人では骨軟化症、小児では同じ機序でくる病となります。
ビタミンDは皮膚で紫外線を受けて生成されるほか、食事からも摂取されます。その後、肝臓で25位、腎臓で1位が水酸化されて活性型ビタミンDとなり、小腸でのカルシウムとリンの吸収を高め、腎尿細管でのカルシウム再吸収も促進します。不足すると血中のカルシウム・リンが低下し、骨基質であるコラーゲンは作られるのに石灰化が進まない「柔らかい骨」ができます。これが骨軟化症で、骨端線が閉じる前の小児で起これば骨の変形を伴うくる病になります。日照が少ない生活、極端な食事制限、腎障害や肝障害が危険因子です。適度な日光浴と、魚類やきのこ類など供給源となる食品の摂取をすすめ、骨の痛みや変形が疑われるときは医療機関での検査につなげます。
| ビタミン | 主な働き | 欠乏症 |
|---|---|---|
| A(脂溶性) | 視覚(ロドプシン)、上皮の維持 | 夜盲症、眼球乾燥症 |
| D(脂溶性) | カルシウム・リンの吸収と骨の石灰化 | 骨軟化症(成人)、くる病(小児) |
| E(脂溶性) | 抗酸化作用 | 溶血性貧血 |
| K(脂溶性) | 凝固因子の合成、骨基質蛋白の活性化 | 出血傾向、新生児メレナ |
| C(水溶性) | コラーゲン合成、抗酸化 | 壊血病 |
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