学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §9 神経系 / QJ24A055
理由で解く 柔道整復師
錐体交叉があるのは延髄の下部、すなわち延髄が脊髄へ移行する高さである。ここで皮質脊髄路(錐体路)の線維の大部分が反対側へ渡り、外側皮質脊髄路として側索を下る。
皮質脊髄路は中心前回から始まり、放線冠→内包後脚→中脳の大脳脚→橋底部→延髄前面の錐体と下降する。延髄下端で約8割前後の線維が交叉して反対側の側索に入り外側皮質脊髄路となり、残りは交叉せず前索を下る前皮質脊髄路となって、支配する分節の高さで交叉する。左の大脳が右半身の運動を支配する理由がこの錐体交叉である。なお延髄には錐体交叉のすぐ上方に毛帯交叉(後索核から出た内側弓状線維が交叉して内側毛帯になる場所)もあり、運動路と感覚路で交叉の高さが少しずれていることも合わせて押さえておきたい。
| 高さ | 錐体路の状態 | その高さで起こる主な交叉 |
|---|---|---|
| 中脳 | 大脳脚の中央部を通過 | 滑車神経の交叉、上小脳脚交叉 |
| 橋 | 橋底部を橋核に囲まれて縦走 | 橋横線維の交叉(中小脳脚へ) |
| 延髄上部 | 錐体として前正中裂の両側を下行(未交叉) | —(オリーブが目印) |
| 延髄下部 | 錐体交叉して外側皮質脊髄路へ | 錐体交叉(そのすぐ上方に毛帯交叉) |
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