学習トップ理由で解く 生理学第14章 ▸ B. 免疫反応 / Q0954

理由で解く 生理学

Q0954 生体の防御機構

出典:鍼灸 第31回(2023) 問題31
問題
液性免疫にかかわるのはどれか。
選択肢
1 B 細胞
2 キラーT 細胞
3 好中球
4 NK 細胞
解答
正解1(B 細胞)
解説
✓ 1. 正しい
B 細胞
液性免疫にはB細胞(Bリンパ球)が中心的に関与する。B細胞は抗原刺激を受けてヘルパーT細胞の補助を得て形質細胞に分化し、抗体(免疫グロブリン)を産生・分泌する。抗体は血液やリンパ液などの体液中で病原体に結合し、中和・オプソニン化・補体活性化により排除する。このように体液中の抗体が効果を発揮するため「液性免疫」と呼ばれる。
✗ 2. 誤り
キラーT 細胞
キラーT細胞(細胞傷害性T細胞/CD8+T細胞)は獲得免疫のうち細胞性免疫を担い、ウイルス感染細胞を直接攻撃・破壊する。
✗ 3. 誤り
好中球
好中球は自然免疫の食細胞であり、貪食作用により非特異的に細菌を排除する。獲得免疫の液性免疫には分類されない。
✗ 4. 誤り
NK 細胞
NK細胞は自然免疫のリンパ球であり、非特異的に腫瘍細胞やウイルス感染細胞を攻撃する。獲得免疫には分類されない。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「液性=B(Body fluid)」「細胞性=T(Thymus)」「自然免疫=好中球・マクロファージ・NK」の3分類で整理する。
  • 関連知識: 問題912(体液性免疫に関与するリンパ球)、問題935(液性免疫に関わる主要な白血球)とほぼ同一の知識が問われている。繰り返し出題される頻出テーマである。
  • よくある間違い: NK細胞は「リンパ球」に分類されるが、自然免疫に属し液性免疫ではない。「リンパ球→液性免疫」と短絡的に考えないよう注意する。
  • 教科書では「a.液性免疫と細胞性免疫」の範囲に該当する。
比較表
免疫の種類 担当細胞 特徴
自然免疫 好中球、マクロファージ、NK細胞 非特異的、即座に応答
獲得免疫(液性) B細胞→形質細胞 抗体による特異的排除
獲得免疫(細胞性) キラーT細胞 感染細胞の直接破壊
解説画像
鍼灸 第31回(2023) 問題31|液性免疫にかかわるのはどれか。 解説図
鍼灸 第31回(2023) 問題31|液性免疫にかかわるのはどれか。
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