学習トップ理由で解く 生理学第14章 ▸ B. 免疫反応 / Q0953

理由で解く 生理学

Q0953 生体の防御機構

出典:あマ指 第30回(2022) 問題30
問題
リンパ球の中でB細胞が関与しないのはどれか。
選択肢
1 細胞性免疫
2 抗体産生
3 形質細胞への分化
4 抗原への特異的反応
解答
正解1(細胞性免疫)
解説
✓ 1. 正しい
細胞性免疫
細胞性免疫はT細胞(特にキラーT細胞)が中心的役割を担い、ウイルス感染細胞や腫瘍細胞を直接攻撃する免疫機構である。B細胞は細胞性免疫には直接関与せず、液性免疫の主役として抗体産生を担う。B細胞は骨髄(Bone marrow)で成熟し、T細胞は胸腺(Thymus)で成熟する。
✗ 2. 誤り
抗体産生
B細胞は形質細胞に分化した後、抗体(免疫グロブリン)を大量に産生するため、B細胞が関与する機能である。
✗ 3. 誤り
形質細胞への分化
B細胞は抗原刺激とヘルパーT細胞の補助により活性化され、形質細胞に分化するため、B細胞が関与する機能である。
✗ 4. 誤り
抗原への特異的反応
B細胞は表面に抗原受容体(B細胞受容体=膜結合型免疫グロブリン)を持ち、特異的に抗原を認識するため、B細胞が関与する機能である。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「B細胞のB=Body fluid(体液)→液性免疫」「T細胞のT=Thymus(胸腺)→細胞性免疫」と覚える。
  • 関連知識: 臓器移植の拒絶反応やツベルクリン反応はT細胞が主役の細胞性免疫であり、B細胞は関与しない。IV型(遅延型)アレルギーもT細胞が担当する。
  • よくある間違い: B細胞の「抗原への特異的反応」を見落としやすい。B細胞もT細胞も特異的に抗原を認識する点は共通であり、「特異的認識はT細胞だけ」という誤解に注意する。
  • 教科書では「a.液性免疫と細胞性免疫」の範囲に該当する。
比較表
項目 B細胞 T細胞
成熟場所 骨髄 胸腺
担当免疫 液性免疫 細胞性免疫
分化先 形質細胞 エフェクターT細胞
主な機能 抗体産生 感染細胞の直接攻撃・免疫調節
解説画像
あマ指 第30回(2022) 問題30|リンパ球の中でB細胞が関与しないのはどれか。 解説図
あマ指 第30回(2022) 問題30|リンパ球の中でB細胞が関与しないのはどれか。
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