学習トップ理由で解く 生理学第1章 ▸ E. 物質移動 / Q0067

理由で解く 生理学

Q0067 生理学の基礎

出典:あマ指 第30回(2022) 問題29
問題
消化管で受動的に吸収されるのはどれか。
選択肢
1
2 カルシウムイオン
3 ブドウ糖
4 ナトリウムイオン
解答
正解1(水)
解説
✓ 1. 正しい
水は消化管において浸透圧差に従って受動的に吸収される。水の分子が溶質濃度の高い方へ移動する。エネルギーを必要としない受動輸送に分類される。溶質(Na⁺など)が能動輸送されると浸透圧勾配が生じ、それに従って水が移動する仕組みである。
✗ 2. 誤り
カルシウムイオン
Ca²⁺は活性型ビタミンDの促進下で能動輸送により吸収される。
✗ 3. 誤り
ブドウ糖
ブドウ糖はSGLT1によるNa⁺との共輸送(二次性能動輸送)で吸収される。
✗ 4. 誤り
ナトリウムイオン
Na⁺はNa⁺-K⁺ ATPase(ナトリウムポンプ)による能動輸送で基底膜側に汲み出される。
ポイント
  • 受動輸送(拡散・浸透)はエネルギー不要、能動輸送はATPなどのエネルギーが必要である
  • 覚え方のコツ: 「水は流れに任せる(受動)、イオンはポンプで汲む(能動)」
  • 関連知識: 能動輸送に対して拡散や浸透を受動輸送と分類する。
  • よくある間違い: Na⁺との共輸送で吸収されるブドウ糖を「受動的」と混同しやすい
比較表
移動様式 エネルギー 方向
拡散 不要(受動) 高濃度→低濃度 O₂、CO₂の移動
浸透 不要(受動) 低張側→高張側(水) 消化管での水吸収
能動輸送 必要(ATP) 低濃度→高濃度 Na⁺-K⁺ポンプ
膜動輸送 必要 膜の変形による 食作用、開口放出
濾過 圧力差 高圧側→低圧側 糸球体濾過
解説画像
あマ指 第30回(2022) 問題29|消化管で受動的に吸収されるのはどれか。 解説図
あマ指 第30回(2022) 問題29|消化管で受動的に吸収されるのはどれか。
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