学習トップ理由で解く 生理学第4章 ▸ E. 肝臓の働き / Q0333

理由で解く 生理学

Q0333 消化と吸収

出典:鍼灸 第31回(2023) 問題30
問題
安静時の熱産生が最も多いのはどれか。
選択肢
1 皮膚
2 腎臓
3 肝臓
4 内臓脂肪
解答
正解3(肝臓)
解説
✗ 1. 誤り
皮膚
皮膚は体表面積が大きく放熱には重要であるが、代謝活動は低く熱産生量は肝臓より少ない。
✗ 2. 誤り
腎臓
腎臓は能動輸送などでエネルギーを消費するが、安静時の熱産生への寄与は肝臓ほどではない。
✓ 3. 正しい
肝臓
安静時の熱産生が最も多い臓器は肝臓である。肝臓は糖代謝・タンパク質代謝・脂質代謝・解毒作用など多種多様な化学反応を絶え間なく行っており、安静時の全身の熱産生の約20〜25%を占める。肝臓を「人体の化学工場」と表現しており、物質代謝・胆汁生成・解毒・血液凝固因子の生成・血液貯蔵・生体防衛など多岐にわたる機能を担う。この旺盛な代謝活動が大量の熱産生の根拠である。
✗ 4. 誤り
内臓脂肪
内臓脂肪はエネルギー貯蔵が主な役割であり、代謝活性が低いため安静時の熱産生への寄与は小さい。
ポイント
  • 安静時の熱産生が最も多い臓器は肝臓であり、全身の約20〜25%を占める。
  • 覚え方のコツ: 「化学工場=肝臓=熱の工場」と連想する。代謝が盛んな臓器ほど熱産生が多い。
  • 関連知識: 運動時には骨格筋の熱産生が最大となり、安静時とは順位が逆転する点に注意。
  • よくある間違い: 腎臓や脳も代謝が活発であるが、安静時の熱産生量で最大なのは肝臓である。
比較表
状態 熱産生が最も多い臓器 備考
安静時 肝臓(約20〜25%) 代謝活動が絶え間なく行われる
運動時 骨格筋(最大約90%) 筋収縮に伴うATP消費が急増する
解説画像
鍼灸 第31回(2023) 問題30|安静時の熱産生が最も多いのはどれか。 解説図
鍼灸 第31回(2023) 問題30|安静時の熱産生が最も多いのはどれか。
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