学習トップ理由で解く 生理学第4章 ▸ E. 肝臓の働き / Q0334

理由で解く 生理学

Q0334 消化と吸収

出典:あマ指 第32回(2024) 問題26
問題
細胞外液のpH 調節に重要な器官はどれか。
選択肢
1 心 臓
2 肝 臓
3
4 甲状腺
解答
正解3(肺)
解説
✗ 1. 誤り
心 臓
心臓は血液循環のポンプ機能を担うが、pH調節には直接関与しない。
✗ 2. 誤り
肝 臓
肝臓は物質代謝・解毒・胆汁生成など多彩な機能を持つが、pH調節の主要器官ではない。
✓ 3. 正しい
細胞外液のpH調節に重要な器官は肺である。肺は呼吸によるCO₂排出量を調節し、CO₂ + H₂O ⇌ H₂CO₃ ⇌ H⁺ + HCO₃⁻ の平衡を介して血液のpHを迅速に制御する。CO₂排出が増加するとH⁺が減少しpHが上昇(アルカリ側へ)、CO₂排出が減少するとH⁺が増加しpHが低下(酸性側へ)する。腎臓もH⁺やHCO₃⁻の排泄・再吸収を通じてpH調節に重要であるが、本問の選択肢には含まれない。
✗ 4. 誤り
甲状腺
甲状腺は甲状腺ホルモンを分泌して全身の代謝率を調節するが、pH調節の主要器官ではない。
ポイント
  • 細胞外液のpH調節に重要な器官は肺と腎臓であり、肺は呼吸性調節(迅速)、腎臓は代謝性調節(緩徐だが強力)を担う。
  • 覚え方のコツ: 「肺は即効性のpH調節」「腎は持続性のpH調節」と速度で対比する。
  • 関連知識: 血液の緩衝系(重炭酸緩衝系、リン酸緩衝系、タンパク質緩衝系)も化学的にpHを安定化させる。
  • よくある間違い: 肝臓は代謝が活発なため pH調節にも関与すると誤解しやすいが、直接的なpH調節は肺と腎臓が担う。
解説画像
あマ指 第32回(2024) 問題26|細胞外液のpH 調節に重要な器官はどれか。 解説図
あマ指 第32回(2024) 問題26|細胞外液のpH 調節に重要な器官はどれか。
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