学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ K. 大脳 / Q0689

理由で解く 生理学

Q0689 神経

出典:鍼灸 第14回(2006) 問題43
問題
大脳基底核の機能として正しいのはどれか。
選択肢
1 二点弁別
2 運動調節
3 循環調節
4 言語理解
解答
正解2(運動調節)
解説
✗ 1. 誤り
二点弁別
二点弁別は大脳皮質の一次体性感覚野(中心後回)の機能であり、基底核の機能ではない。
✓ 2. 正しい
運動調節
大脳基底核は尾状核・被殻(両者を合わせて線条体)・淡蒼球などから構成され、錐体外路系に属する。随意運動の調節(運動の開始・停止・力加減・運動の滑らかさ)に重要な役割を果たす。大脳皮質→基底核→視床→大脳皮質というループ回路を形成して運動のプログラミングに関与する。障害されるとパーキンソン病(黒質ドーパミン神経の変性→無動・筋固縮・振戦)やハンチントン病(尾状核の萎縮→舞踏様不随意運動)が生じる。
✗ 3. 誤り
循環調節
循環調節は延髄の心臓血管中枢(血管運動中枢)の機能であり、基底核の機能ではない。
✗ 4. 誤り
言語理解
言語理解は大脳皮質のウェルニッケ野(側頭葉の上側頭回後部)の機能であり、基底核の機能ではない。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「基底核=運動のスムーズさを調節」と覚える。パーキンソン病の症状(振戦・筋固縮・無動)は基底核の機能障害を反映している。
  • 関連知識: 基底核と小脳はともに運動調節に関与するが、基底核は運動の開始・停止に、小脳は運動の協調・タイミングに関与するという違いがある。基底核は大脳皮質とのループ回路で機能し、小脳は小脳皮質独自の回路で機能する。
  • よくある間違い: 大脳基底核を運動以外の機能(感覚・循環・言語)と結びつけてしまうこと。基底核の主要機能は運動調節であると記憶する。
  • 教科書では「a.大脳基底核」の範囲に該当する。
解説画像
鍼灸 第14回(2006) 問題43|大脳基底核の機能として正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第14回(2006) 問題43|大脳基底核の機能として正しいのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手