学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ J. 視床下部 / Q0654

理由で解く 生理学

Q0654 神経

出典:あマ指 第10回(2002) 問題53
問題
中脳にある機能はどれか。
選択肢
1 体温調節
2 姿勢調節
3 本能行動
4 下垂体ホルモン調節
解答
正解2(姿勢調節)
解説
✗ 1. 誤り
体温調節
体温調節中枢は視床下部に存在する。産熱中枢は視床下部後部、放熱中枢は視床下部前部にある。
✓ 2. 正しい
姿勢調節
中脳には姿勢調節に関与する重要な構造が存在する。赤核は錐体外路系の中継核として四肢の屈筋緊張の調節に関与し、上丘は視覚刺激に応じた頭部・眼球の反射的な運動に関与する。また、立ち直り反射の中枢も中脳に存在し、体の正常な姿勢を維持・回復する機能を担う。中脳にはこのほか対光反射中枢や眼球運動の中枢も存在する。
✗ 3. 誤り
本能行動
本能行動(摂食・性行動・飲水行動など)の調節は視床下部と大脳辺縁系が担う。
✗ 4. 誤り
下垂体ホルモン調節
下垂体ホルモンの調節は視床下部が担い、視床下部の神経分泌細胞が放出ホルモン・抑制ホルモンを産生して下垂体前葉を制御する。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 視床下部の機能は「た・せ・の・ホ・じ」=「体温・摂食・飲水(のむ)・ホルモン・情動」。中脳は「姿勢」「目(対光・眼球運動)」と覚える。
  • 関連知識: 中脳と視床下部の機能の区別は頻出テーマである。中脳の黒質はドーパミン産生部位であり、パーキンソン病との関連が重要である。
  • よくある間違い: 体温調節や摂食調節を中脳の機能と答えてしまうこと。これらはすべて視床下部の機能である。
  • 教科書では「J.視床下部」の範囲に該当する。
比較表
機能 中枢の所在
体温調節 視床下部
摂食・飲水行動 視床下部
下垂体ホルモン調節 視床下部
本能行動・情動 視床下部・大脳辺縁系
姿勢調節 中脳(赤核・上丘)
対光反射 中脳
眼球運動 中脳
解説画像
あマ指 第10回(2002) 問題53|中脳にある機能はどれか。 解説図
あマ指 第10回(2002) 問題53|中脳にある機能はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手