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理由で解く 生理学

Q0568 生殖・成長と老化

出典:鍼灸 第19回(2011) 問題41
問題
性周期について正しいのはどれか。
選択肢
1 排卵に先立って黄体ホルモンの分泌が急激に増加する。
2 卵胞ホルモンの作用により子宮内膜が増殖する。
3 子宮内膜の増殖期が終了すると月経期となる。
4 子宮内膜の分泌期には卵胞が成熟する。
解答
正解2(卵胞ホルモンの作用により子宮内膜が増殖する。)
解説
✗ 1. 誤り
排卵に先立って黄体ホルモンの分泌が急激に増加する。
排卵に先立って急増するのはLH(黄体形成ホルモン)のサージであり、黄体ホルモン(プロゲステロン)ではない。プロゲステロンは排卵"後"に黄体から分泌される。
✓ 2. 正しい
卵胞ホルモンの作用により子宮内膜が増殖する。
卵胞ホルモン(エストロゲン)の作用により、卵胞期(増殖期)に子宮内膜が増殖・肥厚する。FSHの作用で成熟する卵胞からエストロゲンが分泌され、子宮内膜の基底層から機能層の再生・増殖が促進される。月経で脱落した内膜がエストロゲンの作用で再構築されるのがこの時期である。
✗ 3. 誤り
子宮内膜の増殖期が終了すると月経期となる。
子宮内膜の増殖期が終了すると排卵を経て分泌期となる。月経期ではない。正しい順序は「月経期→増殖期→排卵→分泌期→月経期」である。
✗ 4. 誤り
子宮内膜の分泌期には卵胞が成熟する。
子宮内膜の分泌期は排卵後の黄体期にあたり、卵胞は既に排卵して破裂しているため成熟期ではない。卵胞の成熟は増殖期(卵胞期)に起こる。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「エスト(エストロゲン)で増える(増殖期)、プロ(プロゲステロン)で分ける(分泌期)」と語呂合わせで覚える。
  • 関連知識: エストロゲンの持続的な作用(無排卵周期など)は子宮内膜を過剰に増殖させ、子宮内膜増殖症や子宮体がんのリスク因子となる。プロゲステロンは内膜の過剰増殖を抑制する保護作用がある。
  • よくある間違い: 月経周期の順序を「増殖期→月経期」と誤る場合がある。正しくは「増殖期→(排卵)→分泌期→月経期」である。
  • 教科書では「b.女性生殖器」の範囲に該当する。
解説画像
鍼灸 第19回(2011) 問題41|性周期について正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第19回(2011) 問題41|性周期について正しいのはどれか。
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