学習トップ理由で解く 生理学第9章 ▸ A. 生殖 / Q0567

理由で解く 生理学

Q0567 生殖・成長と老化

出典:あマ指 第19回(2011) 問題48
問題
性周期において排卵後に起こるのはどれか。
選択肢
1 基礎体温が低下する。
2 子宮内膜が脱落する。
3 プロゲステロンの分泌が亢進する。
4 卵胞が成熟する。
解答
正解3(プロゲステロンの分泌が亢進する。)
解説
✗ 1. 誤り
基礎体温が低下する。
排卵後はプロゲステロンの作用により基礎体温が約0.3〜0.5℃上昇する(低下ではなく高温相となる)。
✗ 2. 誤り
子宮内膜が脱落する。
子宮内膜の脱落は月経期(プロゲステロンとエストロゲンの低下時)に起こる現象であり、排卵直後ではない。
✓ 3. 正しい
プロゲステロンの分泌が亢進する。
排卵後に形成される黄体からプロゲステロンが大量に分泌され、血中濃度が急速に上昇する。プロゲステロンは子宮内膜を分泌期に変化させて着床に備え、基礎体温を上昇させて高温期を形成する。妊娠が成立しなければ黄体は約14日後に退縮し、プロゲステロン低下により月経が起こる。
✗ 4. 誤り
卵胞が成熟する。
卵胞の成熟は排卵前の卵胞期にFSHの作用で起こる現象であり、排卵後のイベントではない。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 排卵を境にして「排卵前=エストロゲン優位(卵胞期)、排卵後=プロゲステロン優位(黄体期)」と二分して覚える。
  • 関連知識: 排卵後のプロゲステロンは子宮頸管粘液を粘稠にし、精子の通過を困難にする作用もある。これは次の排卵までの自然な避妊機構の一つである。
  • よくある間違い: 「排卵後に基礎体温が低下する」と考えがちであるが、低下するのは排卵"直前"の一過性の体温低下(ナディア)であり、排卵後は上昇する。
  • 教科書では「b.女性生殖器」の範囲に該当する。
解説画像
あマ指 第19回(2011) 問題48|性周期において排卵後に起こるのはどれか。 解説図
あマ指 第19回(2011) 問題48|性周期において排卵後に起こるのはどれか。
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