学習トップ理由で解く 生理学第8章 ▸ B. ホルモンの種類とその働き / Q0557

理由で解く 生理学

Q0557 内分泌

出典:あマ指 第34回(2026) 問題24
問題
成長ホルモンについて正しいのはどれか。
選択肢
1 軟骨形成を促進する
2 血糖値を低下させる
3 睡眠時に分泌が低下する
4 タンパク質合成を抑制する
解答
正解1(軟骨形成を促進する)
解説
✓ 1. 正しい
軟骨形成を促進する
成長ホルモン(GH)は下垂体前葉から分泌されるペプチドホルモンで、発育期の成長を促進する。GHの主な作用として、骨端での軟骨形成促進、タンパク質合成の促進、血糖値の上昇、脂肪酸の遊離などがある。GHは直接または肝臓から分泌されるIGF-1(インスリン様成長因子-1、ソマトメジン)を介して標的器官に作用し、特に骨端軟骨の増殖を促して骨の成長をもたらす。
✗ 2. 誤り
血糖値を低下させる
成長ホルモンは血糖値を上昇させる作用を持つ。血糖値を低下させるホルモンはインスリンのみである。成長ホルモンはグルカゴン、カテコールアミン、副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモンとともに血糖値を上昇させるホルモンに分類される。
✗ 3. 誤り
睡眠時に分泌が低下する
成長ホルモンの分泌は睡眠時(特にノンレム睡眠の深い段階)に高まる。「寝る子は育つ」という言い伝えは、睡眠中のGH分泌増加に科学的根拠がある。
✗ 4. 誤り
タンパク質合成を抑制する
成長ホルモンはタンパク質合成を促進する。アミノ酸の細胞内への取り込みを促し、タンパク質の合成を活性化させることで、筋肉や骨などの組織の成長に寄与する。
ポイント
  • 成長ホルモンの4大作用:①軟骨形成促進、②タンパク質合成促進、③血糖値上昇、④脂肪酸遊離。
  • 覚え方のコツ:「成長のためのGH=骨(軟骨)を伸ばし、タンパクを増やし、エネルギー(血糖・脂肪酸)を確保する」と覚える。
  • GH分泌の日内リズム:睡眠中に分泌がピークとなる。「GH=夜に出る」と記憶する。
  • 分泌異常:成長期のGH過剰→巨人症、成人でのGH過剰→末端肥大症、成長期のGH低下→低身長症(小人症)。
比較表
成長ホルモンの作用 内容
軟骨形成促進 骨端での軟骨増殖を促し骨成長に寄与
タンパク質合成促進 筋肉・骨など組織の成長を促進
血糖値上昇 インスリンに拮抗して血糖を上げる
脂肪酸遊離 脂肪組織から遊離脂肪酸を動員
解説画像
あマ指 第34回(2026) 問題24|成長ホルモンについて正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第34回(2026) 問題24|成長ホルモンについて正しいのはどれか。
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