学習トップ理由で解く 生理学第8章 ▸ B. ホルモンの種類とその働き / Q0542

理由で解く 生理学

Q0542 内分泌

出典:あマ指 第28回(2020) 問題31
問題
加齢に伴い低下するのはどれか。
選択肢
1 血圧
2 肺活量
3 副甲状腺ホルモン分泌
4 血糖値
解答
正解2(肺活量)
解説
✗ 1. 誤り
血圧
血圧は加齢に伴い動脈硬化(血管壁の弾性低下)により上昇する傾向がある。低下ではない。
✓ 2. 正しい
肺活量
肺活量は加齢に伴い低下する。加齢により肺の弾性収縮力が低下し、呼吸筋(横隔膜・肋間筋)の筋力低下、胸郭の硬化(肋軟骨の石灰化)が起こるため、肺活量が減少する。一方、残気量は加齢とともに増加し、全肺気量に占める残気量の割合が大きくなる。
✗ 3. 誤り
副甲状腺ホルモン分泌
副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌は加齢に伴いむしろ増加する傾向がある。これはビタミンD活性化能の低下やCa吸収低下に対する代償反応と考えられる。
✗ 4. 誤り
血糖値
血糖値は加齢に伴いインスリン感受性の低下(インスリン抵抗性の増大)や膵β細胞機能低下により上昇傾向を示す。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「老化=萎縮と硬化→肺は縮む(肺活量↓)、血管は硬くなる(血圧↑)」と連想する。
  • 関連知識: 加齢に伴う呼吸機能変化として、肺活量低下・残気量増加・1秒率低下・肺コンプライアンス変化が重要。内分泌では成長ホルモン・テストステロン・エストロゲンの低下が顕著。
  • よくある間違い: 血圧と肺活量の加齢変化を逆にしやすい。「血圧は上がり、肺活量は下がる」が正しい。
  • 教科書では「e.副甲状腺のホルモン」の範囲に該当する。
比較表
指標 加齢による変化 理由
肺活量 低下↓ 呼吸筋力低下、胸郭硬化
残気量 増加↑ 肺弾性収縮力低下
血圧 上昇↑ 動脈硬化
血糖値 上昇↑ インスリン抵抗性増大
PTH分泌 増加↑ VitD活性化低下への代償
骨密度 低下↓ 骨吸収>骨形成
解説画像
あマ指 第28回(2020) 問題31|加齢に伴い低下するのはどれか。 解説図
あマ指 第28回(2020) 問題31|加齢に伴い低下するのはどれか。
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