学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ H. 循環調節 / Q0205

理由で解く 生理学

Q0205 循環

出典:あマ指 第28回(2020) 問題32
問題
中枢部位が延髄でないのはどれか。
選択肢
1 循環中枢
2 嚥下中枢
3 唾液分泌中枢
4 対光反射中枢
解答
正解4(対光反射中枢)
解説
✗ 1.
循環中枢
✗ 正しい。循環中枢(心臓血管中枢)は延髄の網様体に存在する。→ 自律神経を介して心臓と血管系を調節し、血圧の維持に重要な役割を果たす。→ この部位が障害されると血圧が著しく低下し生命の危険にさらされる。
✗ 2.
嚥下中枢
✗ 正しい。嚥下中枢は延髄に存在する。→ 嚥下運動を統合的に制御し、食物の咽頭から食道への移送を司る。
✗ 3.
唾液分泌中枢
✗ 正しい。唾液分泌中枢は延髄に存在する。→ 上唾液核・下唾液核として唾液腺を副交感神経を介して支配する。
✓ 4. 誤り
対光反射中枢
対光反射の中枢は中脳にあり、延髄ではない。→ 光刺激が視神経を通じて中脳のエディンガー・ウェストファル核に伝えられ、動眼神経を介して瞳孔括約筋が収縮し縮瞳が起こる。→ 延髄ではなく中脳が反射中枢である。
ポイント
  • 対光反射の中枢は「中脳」にある。循環中枢・嚥下中枢・唾液分泌中枢はいずれも「延髄」に存在する。
  • 覚え方のコツ: 延髄の3大中枢を「循・嚥・唾(じゅん・えん・だ)」で語呂合わせし、呼吸中枢も加えて「延髄=生命維持の中枢集合体」と覚える。
  • 関連知識: 延髄にはこのほか呼吸中枢・嘔吐中枢も存在する。延髄の障害は生命に直結する。中脳には対光反射中枢のほか、眼球運動の中枢も存在する。
  • よくある間違い: 対光反射を延髄の機能と誤認すること。「瞳孔=目=中脳」「循環・呼吸・嚥下・唾液=延髄」と区別する。
解説画像
あマ指 第28回(2020) 問題32|中枢部位が延髄でないのはどれか。 解説図
あマ指 第28回(2020) 問題32|中枢部位が延髄でないのはどれか。
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