学習トップ理由で解く 生理学第8章 ▸ A. ホルモンの特徴 / Q0492

理由で解く 生理学

Q0492 内分泌

出典:鍼灸 第13回(2005) 問題44
問題
日内リズムについて正しいのはどれか。
選択肢
1 副腎皮質ホルモンの血中濃度は早朝が最も高い。
2 メラトニンの血中濃度は正午が最も高い。
3 血糖値は夕食前が最も高い。
4 直腸温は睡眠中が最も高い。
解答
正解1(副腎皮質ホルモンの血中濃度は早朝が最も高い。)
解説
✓ 1. 正しい
副腎皮質ホルモンの血中濃度は早朝が最も高い。
副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の血中濃度は早朝(午前6-8時頃)が最も高い。CRH→ACTHの分泌リズムに連動した明確な日内リズム(概日リズム)を示し、深夜(午前0-2時頃)に最低値となる。これは覚醒に備えたエネルギー動員の準備と考えられている。
✗ 2. 誤り
メラトニンの血中濃度は正午が最も高い。
メラトニンの血中濃度は正午ではなく夜間(深夜2-3時頃)に最も高い。光刺激によりメラトニン分泌は抑制されるため、日中は低値となる。
✗ 3. 誤り
血糖値は夕食前が最も高い。
血糖値は食事摂取に強く依存して変動するため、「夕食前が最も高い」とは限らない。食後に上昇し、空腹時に低下するパターンが基本である。
✗ 4. 誤り
直腸温は睡眠中が最も高い。
直腸温(核心温度/深部体温)は夕方(午後4-6時頃)に最も高く、睡眠中の早朝(午前4-6時頃)に最も低い。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「コルチゾール=朝の目覚まし」「メラトニン=真夜中のおやすみ」「体温=夕方がピーク」と3つセットで暗記する。
  • 関連知識: 日内リズムの中枢は視交叉上核(SCN)にある体内時計であり、約25時間の自由継続周期を持つ。光刺激により24時間に同調される。夜勤や時差ボケではこのリズムが乱れる。
  • よくある間違い: 直腸温(深部体温)を「睡眠中に最高」とする誤りが多い。睡眠中は代謝低下→体温低下であり、活動的な夕方に最高となる。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
比較表
生理指標 最高時刻 最低時刻
コルチゾール 早朝(6-8時) 深夜(0-2時)
メラトニン 深夜(2-3時) 日中
成長ホルモン 入眠直後 覚醒時
深部体温 夕方(16-18時) 早朝(4-6時)
解説画像
鍼灸 第13回(2005) 問題44|日内リズムについて正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第13回(2005) 問題44|日内リズムについて正しいのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手