学習トップ理由で解く 生理学第5章 ▸ C. 各栄養素の働きと代謝 / Q0360

理由で解く 生理学

Q0360 代謝

出典:鍼灸 第28回(2020) 問題31
問題
栄養素のうちエネルギー源にならないのはどれか。
選択肢
1 アミノ酸
2 グルコース
3 カルシウム
4 グリセロール
解答
正解3(カルシウム)
解説
✗ 1. 誤り
アミノ酸
アミノ酸は蛋白質の構成単位であり、代謝によりエネルギー源となる(約4kcal/g)。
✗ 2. 誤り
グルコース
グルコースは糖質の基本単位であり、主要なエネルギー源である(約4kcal/g)。
✓ 3. 正しい
カルシウム
カルシウムは無機質(ミネラル)であり、エネルギー源にならない。エネルギー源となるのは三大栄養素(糖質・脂質・蛋白質)のみである。カルシウムは骨・歯の構成成分として、また神経伝達・筋収縮・血液凝固に関与する重要なミネラルであるが、酸化されてエネルギーを産生することはない。ビタミンも同様にエネルギー源にならない。
✗ 4. 誤り
グリセロール
グリセロールは脂肪(トリグリセリド)の構成成分であり、糖新生の材料にもなりエネルギー源となる。 栄養素とエネルギー産生の関係
栄養素エネルギー源エネルギー量
糖質(グルコース等)なる約4 kcal/g
脂質(グリセロール・脂肪酸)なる約9 kcal/g
蛋白質(アミノ酸)なる約4 kcal/g
ビタミンならない-
無機質(カルシウム等)ならない-
ポイント
  • エネルギー源となるのは三大栄養素(糖質・脂質・蛋白質)のみであり、ビタミンと無機質はエネルギー源にならない。
  • 覚え方のコツ: 「エネルギーは三大だけ(糖・脂・蛋)」→ 五大栄養素のうちビタミンと無機質はエネルギー産生に関与しない。
  • 関連知識: 1モルのグルコースから38モルのATPが産生される。ATPは高エネルギーリン酸化合物であり、生体内のエネルギー通貨として機能する。
  • よくある間違い: グリセロールがエネルギー源にならないと誤答するケース。グリセロールは脂質の構成成分であり、糖新生にも利用されるため、エネルギー源となる。
解説画像
鍼灸 第28回(2020) 問題31|栄養素のうちエネルギー源にならないのはどれか。 解説図
鍼灸 第28回(2020) 問題31|栄養素のうちエネルギー源にならないのはどれか。
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