学習トップ理由で解く 生理学第5章 ▸ C. 各栄養素の働きと代謝 / Q0342

理由で解く 生理学

Q0342 代謝

出典:鍼灸 第5回(1997) 問題39
問題
ビタミンについて正しい記述はどれか。
選択肢
1 エネルギー源となる。
2 体内で合成される。
3 身体の代謝を調節する。
4 骨の構成成分となる。
解答
正解3(身体の代謝を調節する。)
解説
✗ 1. 誤り
エネルギー源となる。
ビタミンはエネルギー源にならない。エネルギー源となるのは三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)である。
✗ 2. 誤り
体内で合成される。
ビタミンは原則として体内で合成できないため、食事から摂取する必要がある。ただし例外として、ビタミンDは皮膚で紫外線により合成され、ビタミンKは腸内細菌により合成される。
✓ 3. 正しい
身体の代謝を調節する。
ビタミンは体内の代謝反応を調節する微量栄養素である。多くのビタミンは補酵素として酵素反応に関与し、生体機能の維持に不可欠な役割を果たす。脂溶性ビタミン(A, D, E, K)と水溶性ビタミン(B群, C)に大別される。エネルギー源にはならないが、三大栄養素の代謝を円滑に進めるために必須である。
✗ 4. 誤り
骨の構成成分となる。
骨の主成分はカルシウムとリン酸からなるハイドロキシアパタイトであり、ビタミン自体は構成成分ではない。
ポイント
  • ビタミンは「エネルギー源にならない」「原則体内合成不可」「代謝調節に不可欠」の3点がポイントである。
  • 覚え方のコツ: 脂溶性ビタミンは「DAKE(だけ)」=D, A, K, E と覚える。
  • 関連知識: 無機質(ミネラル)もビタミンと同様にエネルギー源にならないが、体の構成成分(骨のカルシウムなど)になる点がビタミンとは異なる。
  • よくある間違い: ビタミンDとビタミンKは体内合成が可能であるため、「すべてのビタミンは体内で合成できない」は誤りである。
解説画像
鍼灸 第5回(1997) 問題39|ビタミンについて正しい記述はどれか。 解説図
鍼灸 第5回(1997) 問題39|ビタミンについて正しい記述はどれか。
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