学習トップ理由で解く 生理学第4章 ▸ C. 消化液 / Q0315

理由で解く 生理学

Q0315 消化と吸収

出典:鍼灸 第19回(2011) 問題33
問題
マルターゼを含むのはどれか。
選択肢
1 唾 液
2 胃 液
3 膵 液
4 腸 液
解答
正解4(腸 液)
解説
✗ 1. 誤り
唾 液
唾液に含まれる消化酵素はアミラーゼ(プチアリン)であり、デンプンをマルトースに分解する。マルターゼは含まれない。
✗ 2. 誤り
胃 液
胃液に含まれる消化酵素はペプシン(ペプシノゲンの活性型)であり、タンパク質を分解する。マルターゼは含まれない。
✗ 3. 誤り
膵 液
膵液にはアミラーゼ・トリプシン・キモトリプシン・リパーゼ・ヌクレアーゼが含まれるが、マルターゼは含まれない。
✓ 4. 正しい
腸 液
マルターゼは小腸上皮細胞の刷子縁膜に存在する膜消化酵素であり、腸液に分類される。マルトース(麦芽糖)をグルコース2分子に分解する最終段階の糖質消化を担う。小腸上皮細胞のマルターゼ、スクラーゼ、ラクターゼ。これらは膜消化酵素として膵液の消化作用を補い消化を完成させる。同じく刷子縁膜にはスクラーゼ、ラクターゼ、アミノペプチダーゼ、エンテロキナーゼも存在する。
ポイント
  • マルターゼ・スクラーゼ・ラクターゼは小腸上皮細胞の刷子縁膜に存在し、二糖類を単糖類に分解する最終消化を担う
  • 覚え方のコツ: 「マ・ス・ラ(マルターゼ・スクラーゼ・ラクターゼ)は小腸の膜酵素」→二糖類の最終消化は小腸で完成すると覚える
  • 関連知識: アミラーゼ(唾液・膵液)がデンプンをマルトースにし、マルターゼ(小腸)がマルトースをグルコースにするという連続した消化経路を理解する
  • よくある間違い: アミラーゼとマルターゼを混同しやすい。アミラーゼは唾液と膵液、マルターゼは小腸のみに存在する
比較表
消化段階 酵素 存在部位 基質→生成物
第1段階 アミラーゼ 唾液・膵液 デンプン→マルトース
第2段階 マルターゼ 小腸上皮(刷子縁膜) マルトース→グルコース×2
第2段階 スクラーゼ 小腸上皮(刷子縁膜) スクロース→グルコース+フルクトース
第2段階 ラクターゼ 小腸上皮(刷子縁膜) ラクトース→グルコース+ガラクトース
解説画像
鍼灸 第19回(2011) 問題33|マルターゼを含むのはどれか。 解説図
鍼灸 第19回(2011) 問題33|マルターゼを含むのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手