学習トップ理由で解く 生理学第4章 ▸ C. 消化液 / Q0314

理由で解く 生理学

Q0314 消化と吸収

出典:あマ指 第19回(2011) 問題36
問題
胃の主細胞から分泌されるのはどれか。
選択肢
1 塩 酸
2 内因子
3 ガストリン
4 ペプシノゲン
解答
正解4(ペプシノゲン)
解説
✗ 1. 誤り
塩 酸
塩酸(HCl)は壁細胞から分泌される。塩酸はペプシノゲンの活性化、殺菌、セクレチン分泌促進などの作用を持つ。
✗ 2. 誤り
内因子
内因子は壁細胞から分泌される糖タンパク質であり、ビタミンB12の吸収に必要である。
✗ 3. 誤り
ガストリン
ガストリンは胃幽門部粘膜の内分泌細胞(G細胞)から分泌される消化管ホルモンであり、主細胞からは分泌されない。
✓ 4. 正しい
ペプシノゲン
主細胞はペプシノゲンを分泌する。ペプシノゲンはペプシンの不活性前駆体であり、壁細胞が分泌する塩酸によって活性型のペプシンに変換される。ペプシンはタンパク質をペプチドに分解する消化酵素である。主細胞はペプシノゲン、壁細胞は塩酸、内分泌細胞は消化管ホルモンを分泌する。
ポイント
  • 胃腺の細胞と分泌物の対応(主細胞→ペプシノゲン、壁細胞→塩酸・内因子、粘液細胞→ムチン、内分泌細胞→ガストリン等)は頻出事項である
  • 覚え方のコツ: 「主(しゅ)細胞のペプシノゲンは"主役"」→主細胞=ペプシノゲン、壁(へき)細胞=塩酸+内因子と対にして記憶する
  • 関連知識: 壁細胞のH2受容体にヒスタミンが作用して塩酸分泌が促進される。H2受容体拮抗薬は胃潰瘍の治療薬として用いられる
  • よくある間違い: 内因子を主細胞の分泌物と混同しやすいが、内因子は壁細胞から分泌される
比較表
細胞の種類 分泌物 主な作用
主細胞 ペプシノゲン 塩酸で活性化→ペプシンとしてタンパク質を分解
壁細胞 塩酸(HCl)、内因子 ペプシノゲンの活性化、殺菌、ビタミンB12吸収補助
粘液細胞(副細胞) ムチン(粘液) 胃粘膜の保護
内分泌細胞(G細胞) ガストリン 壁細胞に作用し塩酸分泌を促進
解説画像
あマ指 第19回(2011) 問題36|胃の主細胞から分泌されるのはどれか。 解説図
あマ指 第19回(2011) 問題36|胃の主細胞から分泌されるのはどれか。
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