学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ G. 血液循環 / Q0184

理由で解く 生理学

Q0184 循環

出典:あマ指 第22回(2014) 問題35
問題
血圧の上昇がみられないのはどれか。
選択肢
1 環流血流量の減少
2 交感神経の緊張の高まり
3 末梢血管の収縮
4 侵害受容器の興奮
解答
正解1(環流血流量の減少)
解説
✓ 1. 正しい
環流血流量の減少
循環血液量(環流血流量)の減少は、静脈還流量の低下を介して心拍出量を減少させるため、血圧は上昇ではなく低下する。「動脈圧は、心拍出量と総末梢抵抗の積で表される」「血液量の増大」によって血圧が上昇する。逆に血液量の減少は血圧低下の要因となる。
✗ 2. 誤り
交感神経の緊張の高まり
交感神経の緊張が高まると心拍数増加と血管収縮が起こり、血圧は上昇する。
✗ 3. 誤り
末梢血管の収縮
末梢血管の収縮は総末梢抵抗を増大させるため、血圧は上昇する。
✗ 4. 誤り
侵害受容器の興奮
侵害受容器(痛み受容器)の興奮は交感神経を反射的に活性化させ、血圧を上昇させる。
ポイント
  • 血圧は「心拍出量 × 総末梢抵抗」で規定されるため、どちらかが減少すれば血圧は低下する。
  • 覚え方のコツ: 「血圧=CO × TPR」(CO: cardiac output、TPR: total peripheral resistance)の公式を常に意識する。
  • 関連知識: 血管収縮による血管断面積の縮小、血管壁の弾性の低下、1回拍出量の増加、血液粘性の上昇などによって血圧は上昇する。。
  • よくある間違い: 「環流血流量の減少」を「末梢血流の減少=血管収縮」と混同して血圧上昇と誤答しやすい。循環血液量そのものの減少は心拍出量低下を招く。
解説画像
あマ指 第22回(2014) 問題35|血圧の上昇がみられないのはどれか。 解説図
あマ指 第22回(2014) 問題35|血圧の上昇がみられないのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手