学習トップ理由で解く 生理学第1章 ▸ D. 体液の組成と働き / Q0051

理由で解く 生理学

Q0051 生理学の基礎

出典:あマ指 第22回(2014) 問題34
問題
体液について正しい記述はどれか。
選択肢
1 細胞外よりも細胞内に多く存在する。
2 細胞外液の大部分は血漿である。
3 カリウムイオンは細胞内液よりも細胞外液に多く存在する。
4 ナトリウムイオンよりもカルシウムイオンを多く含む。
解答
正解1(細胞外よりも細胞内に多く存在する。)
解説
✓ 1. 正しい
細胞外よりも細胞内に多く存在する。
体液の約3分の2は細胞の中にあり、残りは細胞の外にある。体液総量(体重の約60%)のうち、細胞内液は体重の約40%、細胞外液は約20%であるため、細胞内液の方が多い。体重60kgでは細胞内液24L、細胞外液12Lとなる。
✗ 2. 誤り
細胞外液の大部分は血漿である。
細胞外液の大部分は間質液(体重の約15%)であり、血漿(体重の約5%)は細胞外液の約1/4に過ぎない。
✗ 3. 誤り
カリウムイオンは細胞内液よりも細胞外液に多く存在する。
細胞内液では陽イオンとしてはK⁺が多い。K⁺は細胞外液ではなく細胞内液に多い。
✗ 4. 誤り
ナトリウムイオンよりもカルシウムイオンを多く含む。
細胞外液では陽イオンとしてはNa⁺が約90%を占める。Na⁺の方がCa²⁺よりはるかに多い。
ポイント
  • 体液は約2/3が細胞内液、約1/3が細胞外液であり、細胞内液の方が多い
  • 覚え方のコツ: 「ナト(Na⁺)は外、カリ(K⁺)は内」と対にして覚える
  • 関連知識: 細胞外液の血漿と間質液ではイオン組成はほぼ等しい
  • よくある間違い: 「細胞外液の大部分=血漿」と混同しやすいが、大部分は間質液である
比較表
体液区分 体重比 主要陽イオン 主要陰イオン
細胞内液 約40% K⁺ HPO₄²⁻、タンパク質
細胞外液(間質液) 約15% Na⁺ Cl⁻
細胞外液(血漿) 約5% Na⁺ Cl⁻、HCO₃⁻
解説画像
あマ指 第22回(2014) 問題34|体液について正しい記述はどれか。 解説図
あマ指 第22回(2014) 問題34|体液について正しい記述はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手