学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ F. 心臓の構造と働き / Q0154

理由で解く 生理学

Q0154 循環

出典:あマ指 第15回(2007) 問題36
問題
交感神経の興奮で起こらない現象はどれか。
選択肢
1 皮膚血管の収縮
2 心拍数の増加
3 瞳孔の縮小
4 胃液分泌の抑制
解答
正解3(瞳孔の縮小)
解説
✗ 1.
皮膚血管の収縮
✗ 正しい。交感神経活動が亢進すると、血管平滑筋が収縮し、血流が減少する。皮膚血管も収縮する。
✗ 2.
心拍数の増加
✗ 正しい。「交感神経活動が亢進すると、心拍数の増加」が起こる。
✓ 3. 誤り
瞳孔の縮小
交感神経の興奮により瞳孔は散大(散瞳)するのであり、縮小(縮瞳)ではない。交感神経は瞳孔散大筋を収縮させて散瞳を起こす。一方、縮瞳は副交感神経(動眼神経)が瞳孔括約筋を収縮させることで生じる。交感神経は全身的に「闘争・逃走反応」を引き起こし、身体の活動性を高める方向に作用する。
✗ 4.
胃液分泌の抑制
✗ 正しい。交感神経興奮により消化管の活動は抑制され、胃液分泌が減少する。
ポイント
  • 交感神経興奮で瞳孔は散大(散瞳)し、縮小(縮瞳)は副交感神経の作用である。
  • 覚え方のコツ: 「交感神経=fight or flight(闘争・逃走)」→遠くを見るために瞳孔散大、心拍増加、消化抑制と連想する。
  • 関連知識: 心臓の交感神経は心拍数増加・伝導速度促進・収縮力増大の3つの作用を持つ。
  • よくある間違い: 「瞳孔の散大」と「縮小」を交感・副交感で逆に覚えてしまうケース。交感=散大、副交感=縮小とセットで覚える。
比較表
器官 交感神経 副交感神経
瞳孔 散大 縮小
心拍数 増加 減少
気管支 拡張 収縮
消化管運動 抑制 促進
消化液分泌 抑制 促進
膀胱(排尿筋) 弛緩 収縮
血管 収縮 (支配少ない)
汗腺 促進 --
解説画像
あマ指 第15回(2007) 問題36|交感神経の興奮で起こらない現象はどれか。 解説図
あマ指 第15回(2007) 問題36|交感神経の興奮で起こらない現象はどれか。
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