学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ F. 心臓の構造と働き / Q0155

理由で解く 生理学

Q0155 循環

出典:鍼灸 第15回(2007) 問題31
問題
心周期で房室弁が開放しているのはどれか。
選択肢
1 等容性弛緩期
2 駆出期
3 等容性収縮期
4 充満期
解答
正解4(充満期)
解説
✗ 1. 誤り
等容性弛緩期
「動脈弁が閉鎖してから房室弁が開くまでの期間」が等容性弛緩期である。動脈弁・房室弁ともに閉鎖している。
✗ 2. 誤り
駆出期
心室内圧が動脈圧を超えると動脈弁が開き、血液が動脈に駆出される。駆出期は動脈弁が開放し、房室弁は閉鎖している。
✗ 3. 誤り
等容性収縮期
すべての弁(房室弁と動脈弁)が閉じている状態で、心室が収縮する。等容性収縮期はすべての弁が閉鎖している。
✓ 4. 正しい
充満期
心室内圧が心房内圧より低下すると房室弁が開き、血液が心室に流入する。充満期(流入期)では房室弁(僧帽弁・三尖弁)が開放し、心房から心室へ血液が流入する。この時期には動脈弁は閉じており、血液は心室に充満する。心周期は約0.8秒(心拍数75回/分の場合)で、収縮期約0.3秒、拡張期約0.5秒である。
ポイント
  • 充満期(流入期)のみ房室弁が開放し、他の3時期では房室弁は閉鎖している。
  • 覚え方のコツ: 「等容性=全弁閉鎖(容積変化なし)」「駆出期=動脈弁だけ開く」「充満期=房室弁だけ開く」と整理する。
  • 関連知識: 第1心音は房室弁の閉鎖により生じ(収縮期開始時)、第2心音は動脈弁の閉鎖により生じる(拡張期開始時)。
  • よくある間違い: 等容性弛緩期を「弛緩しているから弁が開いている」と誤解しやすいが、「等容性」はすべての弁が閉じて容積変化がない状態を意味する。
解説画像
鍼灸 第15回(2007) 問題31|心周期で房室弁が開放しているのはどれか。 解説図
鍼灸 第15回(2007) 問題31|心周期で房室弁が開放しているのはどれか。
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