学習トップ / 理由で解く 生理学 / 第2章 ▸ F. 心臓の構造と働き / Q0150

理由で解く 生理学

Q0150 循環

出典:あマ指 第7回(1999) 問題51
問題
交感神経活動に対する応答で誤っているのはどれか。
選択肢
1 縮瞳
2 心拍数増加
3 血管収縮
4 腸運動抑制
解答
正解1(縮瞳)
解説
✓ 1. 誤り
縮瞳
交感神経の興奮により瞳孔は散大(散瞳)し、縮瞳は起こらない。縮瞳は副交感神経(動眼神経)が瞳孔括約筋を収縮させることで生じる反応である。交感神経は瞳孔散大筋を収縮させて散瞳を引き起こす。
✗ 2. 正しい
心拍数増加
「交感神経活動が亢進すると、心拍数の増加」が起こる。正しい応答である。
✗ 3. 正しい
血管収縮
交感神経活動が亢進すると、血管平滑筋が収縮し、血流が減少する。正しい応答である。
✗ 4. 正しい
腸運動抑制
交感神経の興奮は消化管平滑筋を弛緩させて腸運動を抑制する。これは「闘争・逃走反応」時に消化活動を抑えてエネルギーを運動に集中させるためである。
ポイント
  • 交感神経の興奮では散瞳・心拍数増加・心筋収縮力増大・血管収縮・気管支拡張・腸運動抑制が起こり、縮瞳は副交感神経の作用である。
  • 覚え方のコツ: 「交感神経=散瞳、副交感神経=縮瞳」と対にして覚える。「交感=広がる(散瞳・気管支拡張)、副交感=縮まる(縮瞳・気管支収縮)」と統一イメージで暗記する。
  • 関連知識: 交感神経の心臓への作用は変時作用(心拍数変化)・変力作用(収縮力変化)・変伝導作用(伝導速度変化)の3つがある。
  • よくある間違い: 「交感神経=収縮」というイメージから「瞳孔も収縮する」と誤解しやすいが、交感神経が収縮させるのは瞳孔散大筋であり、結果として瞳孔は散大する。
比較表
器官 交感神経 副交感神経
瞳孔 散大 縮小
心拍数 増加 減少
気管支 拡張 収縮
消化管運動 抑制 促進
消化液分泌 抑制 促進
膀胱(排尿筋) 弛緩 収縮
血管 収縮 (支配少ない)
汗腺 促進 —
解説画像
あマ指 第7回(1999) 問題51|交感神経活動に対する応答で誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第7回(1999) 問題51|交感神経活動に対する応答で誤っているのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手