学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ B. 止血 / Q0118

理由で解く 生理学

Q0118 循環

出典:鍼灸 第8回(2000) 問題35
問題
肝臓の働きでないのはどれか。
選択肢
1 血液凝固因子の産生
2 解毒作用
3 血液の貯蔵
4 ホルモンの分泌
解答
正解4(ホルモンの分泌)
解説
✗ 1. 誤り
血液凝固因子の産生
凝固因子の大多数は肝臓で作られる。肝臓はフィブリノゲンやプロトロンビンなどの血液凝固因子を産生する重要な臓器である。
✗ 2. 誤り
解毒作用
肝臓はアルコールや薬物などの有害物質を代謝・無毒化する解毒作用を持つ。
✗ 3. 誤り
血液の貯蔵
肝臓は血管が豊富で大量の血液を貯蔵する機能があり、必要に応じて循環血液量を調節する。
✓ 4. 正しい
ホルモンの分泌
肝臓はホルモンの分泌器官(内分泌腺)ではない。ホルモンの分泌は甲状腺、副腎、膵臓ランゲルハンス島、下垂体などの内分泌腺が担う。肝臓の主な働きは、血液凝固因子の産生、解毒作用、血液の貯蔵、胆汁の生成、血漿タンパク(アルブミンなど)の合成、糖・脂質・タンパク質の代謝、ビリルビンの処理などである。
ポイント
  • 肝臓は「代謝の中心臓器」であり多彩な機能を持つが、ホルモン分泌(内分泌)は行わない。
  • 覚え方のコツ: 肝臓の機能は「代(代謝)・解(解毒)・胆(胆汁)・凝(凝固因子)・蔵(貯蔵)・蛋(血漿タンパク合成)」で整理する。
  • 関連知識: 重篤な肝疾患では、凝固因子の生成が障害されるので、出血傾向をみることが多い。。また「血漿タンパクのほとんどは肝臓で合成される」とも記載されている。
  • よくある間違い: 肝臓は多機能であるため、「何でもできる臓器」と思いがちだが、ホルモン分泌は内分泌腺の役割である点を明確に区別する。
比較表
肝臓の機能 内容
血液凝固因子の産生 フィブリノゲン、プロトロンビンなど
解毒作用 アルコール・薬物の代謝・無毒化
血液の貯蔵 豊富な血管による循環血液量調節
胆汁の生成 ビリルビンの排泄
血漿タンパクの合成 アルブミン、グロブリン(γ以外)など
解説画像
鍼灸 第8回(2000) 問題35|肝臓の働きでないのはどれか。 解説図
鍼灸 第8回(2000) 問題35|肝臓の働きでないのはどれか。
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