学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ B. 止血 / Q0119

理由で解く 生理学

Q0119 循環

出典:鍼灸 第8回(2000) 問題37
問題
血液凝固に関与するのはどれか。
選択肢
1 ビタミンC
2 ビタミンD
3 ビタミンE
4 ビタミンK
解答
正解4(ビタミンK)
解説
✗ 1. 誤り
ビタミンC
ビタミンCはコラーゲン合成に必要な水溶性ビタミンである。→ 欠乏すると壊血病(出血傾向・創傷治癒遅延)を起こすが、血液凝固因子の合成には直接関与しない。
✗ 2. 誤り
ビタミンD
ビタミンDはカルシウム・リンの代謝調節に関与する脂溶性ビタミンである。→ 骨形成や小腸でのCa2+吸収促進に重要だが、血液凝固因子の合成には関与しない。
✗ 3. 誤り
ビタミンE
ビタミンEは抗酸化作用を持つ脂溶性ビタミンである。→ 細胞膜の脂質過酸化を防ぐが、血液凝固には直接関与しない。
✓ 4. 正しい
ビタミンK
ビタミンKはプロトロンビンをはじめとする凝固因子(第II・VII・IX・X因子)の肝臓での合成に不可欠な脂溶性ビタミンである。→ ビタミンK欠乏ではこれらの凝固因子が産生されず出血傾向となる。→ 胆汁の腸内排泄が障害されるとビタミンK(脂溶性)の吸収が低下し、凝固障害が起こる。
ポイント
  • 血液凝固に必要なビタミンは「ビタミンK」。プロトロンビンなどの凝固因子合成に不可欠である。
  • 覚え方のコツ: 「K=Koagulation(ドイツ語で凝固)」と覚える。脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の中で凝固に関わるのはKだけ。
  • 関連知識: 抗凝固薬のワルファリンはビタミンKの作用を阻害して凝固を抑制する。新生児はビタミンKが不足しやすいため出生後に投与される。
  • よくある間違い: ビタミンCの欠乏による壊血病の出血傾向を「凝固障害」と混同すること。壊血病の出血はコラーゲン合成障害による血管壁の脆弱化が原因であり、凝固因子の問題ではない。
解説画像
鍼灸 第8回(2000) 問題37|血液凝固に関与するのはどれか。 解説図
鍼灸 第8回(2000) 問題37|血液凝固に関与するのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手