
この図の解説
図は細胞の核の数を「無核細胞」と「多核細胞」の2グループに分けて示している。上段の無核細胞には両面の中央がへこんだ円盤状の赤血球と、小さな不定形の血小板が並ぶ。下段の多核細胞には、複数の核を含む大きな破骨細胞と、細長い線維に核が全長にわたって点在する骨格筋細胞が示される。細胞核は球状で大きく、細胞の中心に1個見られるのが一般的だが、この図は「通常1個」という原則から外れる例外だけを集めた見取り図である。まず核が「ある/ない」で赤血球・血小板を無核側に置き、次に核が「1個か多数か」で破骨細胞・骨格筋細胞を多核側に置く、という2つの分かれ道で整理して覚えるとよい。国試でも頻出のテーマである。
学習の要点
- 核の数は通常1個。例外として無核細胞(赤血球・血小板)と多核細胞(骨格筋細胞・破骨細胞)がある。
- 覚え方のコツ: 「血の粒(赤血球・血小板)は核なし、筋と骨壊しは核だらけ」と対にして暗記する。
- 関連知識: 赤血球は核を失いヘモグロビンで満たされ酸素運搬に特化、血小板は巨核球の細胞質がちぎれてできるため初めから核を持たない。
- 関連知識: 骨格筋細胞は筋芽細胞が融合した多核細胞、破骨細胞は単球由来で複数の核を持ち骨吸収を行う。
- よくある間違い: 白血球は無核ではなく有核(分葉核など)。心筋細胞は横紋を持つが介在板で仕切られた単核細胞であり、多核の骨格筋とは異なる。
比較表
確認問題(その場で確認・記録には残りません)
複数の核を持ち、骨の表面で骨を溶かして吸収する多核細胞を( )という。
答えを見る
答え: 破骨細胞
※ 確認問題はその場の理解確認用で、復習スケジュール(FSRS)には記録されません。