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理由で解く 生理学

Q0020 生理学の基礎

出典:鍼灸 第8回(2000) 問題34
問題
RNAが多く含まれる細胞小器官はどれか。
選択肢
1 ゴルジ装置
2 ミトコンドリア
3 リソソーム
4 粗面小胞体
解答
正解4(粗面小胞体)
解説
✗ 1. 誤り
ゴルジ装置
ゴルジ装置はタンパク質の濃縮・分泌に関与する小器官であり、RNAを多く含まない。
✗ 2. 誤り
ミトコンドリア
ミトコンドリアは独自のDNAとリボソームを持つが、rRNAの含有量は粗面小胞体に比べて少ない。
✗ 3. 誤り
リソソーム
リソソームは加水分解酵素を含む細胞内消化の小器官であり、RNAを多く含まない。
✓ 4. 正しい
粗面小胞体
粗面小胞体にはリボソームが多数付着しており、リボソームの主要構成成分であるリボソームRNA(rRNA)が豊富に含まれる。「表面にリボソームという小顆粒が並ぶ粗面小胞体」「リボソームはrRNAとタンパク質からなる」。リボソームはmRNAの情報を読み取り、tRNAが運ぶアミノ酸を連結して蛋白質を合成する。
ポイント
  • 粗面小胞体=リボソームが付着=rRNAが豊富=蛋白質合成の場、という連鎖で覚える。
  • 覚え方のコツ: 「粗面」の「粗い」=リボソームの小顆粒がびっしり並んでいる、とイメージする。滑面小胞体にはリボソームがないため「滑らか」である。
  • 関連知識: RNAにはmRNA(遺伝情報を運ぶ)、tRNA(アミノ酸を運ぶ)、rRNA(リボソームの構成成分)の3種類がある。
  • よくある間違い: ミトコンドリアも独自のリボソームを持つが、rRNAの総量では粗面小胞体が圧倒的に多い。
比較表
細胞小器官 主な機能 特徴
ミトコンドリア ATP産生(好気的代謝) 内外二重膜、クリステ構造
ゴルジ装置 タンパク質の濃縮・分泌 扁平な袋の積み重ね
粗面小胞体 タンパク質合成 リボソーム付着(rRNAが豊富)
滑面小胞体 脂質合成、Ca²⁺貯蔵など リボソームなし
リソソーム 不要物質の分解(細胞内消化) 加水分解酵素を含む
中心体 細胞分裂(紡錘体形成) 1対の円筒状小体
解説画像
鍼灸 第8回(2000) 問題34|RNAが多く含まれる細胞小器官はどれか。 解説図
鍼灸 第8回(2000) 問題34|RNAが多く含まれる細胞小器官はどれか。
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