学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ A. 血液の組成と働き / Q0084

理由で解く 生理学

Q0084 循環

出典:あマ指 第3回(1995) 問題41
問題
健康成人の血小板について誤っている記述はどれか。
選択肢
1 血液1mm3 中に約15~40 万個ある。
2 骨髄幹細胞から分化する。
3 止血作用がある。
4 有核細胞である。
解答
正解4(有核細胞である。)
解説
✗ 1.
血液1mm3 中に約15~40 万個ある。
✗ 正しい。血液1mm³中に15万〜40万個存在する。正しい数値である。
✗ 2.
骨髄幹細胞から分化する。
✗ 正しい。血小板は、骨髄の幹細胞から巨核芽球を経て分化した巨核球の突起が分離して、血中に出たもの。骨髄幹細胞由来である。
✗ 3.
止血作用がある。
✗ 正しい。血小板は止血作用を持つ。損傷部位に粘着・凝集して血小板血栓(一次止血栓)を形成する。
✓ 4. 誤り
有核細胞である。
血小板は無核の細胞断片であり、有核細胞ではない。血小板は、直径2〜4µmの円盤状をした無核の細胞。血小板は巨核球の細胞質が断片化して生じるため、核を持たない。赤血球も同様に無核である。
ポイント
  • 血小板は直径2〜4µmの円盤状の無核細胞であり、骨髄の巨核球から産生され、止血作用を持つ。
  • 覚え方のコツ: 「無核の血球=赤血球と血小板」とセットで覚える。白血球は有核である。
  • 関連知識: 血小板減少(15万/mm³以下)は出血傾向を示し、紫斑が全身に生じることがある(血小板減少性紫斑病)。
  • よくある間違い: 赤血球と血小板はどちらも無核だが、赤血球は成熟過程で核を「失う」のに対し、血小板は巨核球の細胞質「断片」であるため元々核を持たない。
比較表
項目 血小板の特徴
形状・大きさ 直径2〜4µm、円盤状
核の有無 無核
15万〜40万個/mm³
産生場所 骨髄(巨核球から)
寿命 5〜10日
主な機能 止血作用(血小板血栓の形成)
破壊場所 脾臓
解説画像
あマ指 第3回(1995) 問題41|健康成人の血小板について誤っている記述はどれか。 解説図
あマ指 第3回(1995) 問題41|健康成人の血小板について誤っている記述はどれか。
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