学習トップ理由で解く 生理学第1章 ▸ C. 物質代謝 / Q0034

理由で解く 生理学

Q0034 生理学の基礎

出典:鍼灸 第14回(2006) 問題33
問題
代謝における解糖について正しいのはどれか。
選択肢
1 核内で起こる
2 酸素を必要とする
3 二酸化炭素を発生する
4 ピルビン酸が作られる
解答
正解4(ピルビン酸が作られる)
解説
✗ 1. 誤り
核内で起こる
グルコースは細胞質内で酵素の働きによって、ピルビン酸となる。解糖系は核内ではなく細胞質で行われる。
✗ 2. 誤り
酸素を必要とする
解糖は「O₂を必要としない過程」である。解糖系は嫌気的過程であり酸素がなくても進行する。
✗ 3. 誤り
二酸化炭素を発生する
解糖系ではCO₂は発生しない。CO₂の発生はピルビン酸がアセチルCoAに変換される脱炭酸反応やクエン酸回路で起こる。
✓ 4. 正しい
ピルビン酸が作られる
グルコースは細胞質内で酵素の働きによって、ピルビン酸となる。このO₂を必要としない過程を解糖という。解糖系は細胞質で行われ、酸素を必要とせず、グルコースがピルビン酸に分解される嫌気的過程である。この過程で2モルのATPが産生される。
ポイント
  • 解糖系の3つの特徴: (1)場所は細胞質、(2)酸素不要(嫌気的)、(3)産物はピルビン酸
  • 覚え方のコツ: 「解糖=サイト(細胞質)でケンキ(嫌気)的にピルビン酸」と覚える
  • 関連知識: ピルビン酸はその後ミトコンドリアに入りアセチルCoAに変換されてクエン酸回路に入る。CO₂が出るのはこの段階からである
  • よくある間違い: CO₂は内呼吸全体では発生するが、解糖系単独では発生しない点に注意
比較表
特徴 解糖系 クエン酸回路 電子伝達系
場所 細胞質 ミトコンドリア(マトリックス) ミトコンドリア(内膜)
O₂の要否 不要 必要 必要
CO₂の発生 なし あり なし
ATP産生量 2モル 2モル 34モル
主な産物 ピルビン酸 NADH、FADH₂ H₂O
解説画像
鍼灸 第14回(2006) 問題33|代謝における解糖について正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第14回(2006) 問題33|代謝における解糖について正しいのはどれか。
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