学習トップ理由で解く 作業療法士第14章 ▸ 一般 / QO61P036

理由で解く 作業療法士

QO61P036 作業療法管理学

出典:第61回作業療法士国家試験(2026)午後 問36
問題
職場のハラスメントに該当するのはどれか。
選択肢
1 能力に応じて業務量を調整する。
2 業務とは関係ない雑用を指示する。
3 無断欠勤を繰り返す職員を指導する。
4 守秘義務を厳守するよう実習生に指導する。
5 育成のため現状より少し高いレベルの業務を任せる。
解答
正解2(業務とは関係ない雑用を指示する。)
解説

業務と関係のない私的な雑用の強要はパワーハラスメント(過小な要求・業務外の強制)に該当する。業務上必要かつ相当な範囲の指導・調整はハラスメントに当たらない。

職場のパワーハラスメントは、優越的関係を背景に、業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動で就業環境を害するもの。類型には身体的・精神的攻撃、人間関係からの切り離し、過大な要求、過小な要求、個の侵害がある。『業務とは関係ない雑用を指示する』は職務と無関係な私的用務の強要で、過小な要求・業務外強制型のハラスメントに該当する(選択肢2)。一方、能力に応じた業務量調整、無断欠勤者への適正な指導、守秘義務遵守の指導、育成目的で段階的に少し高い課題を課すことは、いずれも業務上必要かつ相当な範囲の適正な管理・指導でありハラスメントには当たらない。

✗ 1. 誤り
能力に応じて業務量を調整する。
能力に応じた業務量調整は適正な労務管理でハラスメントでない
✓ 2. 正しい
業務とは関係ない雑用を指示する。
業務と無関係な私的雑用の強要はパワハラに該当する
✗ 3. 誤り
無断欠勤を繰り返す職員を指導する。
無断欠勤の繰り返しに対する指導は業務上必要・相当な指導
✗ 4. 誤り
守秘義務を厳守するよう実習生に指導する。
守秘義務遵守の指導は職業倫理上当然の教育でハラスメントでない
✗ 5. 誤り
育成のため現状より少し高いレベルの業務を任せる。
育成目的で段階的に少し高い課題を課すのは適正な教育的配慮
ポイント
  • パワハラ=優越的関係+業務上必要・相当な範囲を超える+就業環境を害する
  • 6類型:身体的/精神的攻撃・切り離し・過大要求・過小要求・個の侵害
  • 業務外の私的用務強要は該当
  • 適正な範囲の指導・育成は非該当
比較表
パワーハラスメントの6類型
類型
身体的な攻撃暴行・傷害
精神的な攻撃暴言・侮辱
人間関係からの切り離し無視・隔離
過大な要求不可能な業務の強制
過小な要求/業務外無関係な私的雑用の強要
個の侵害私的なことへの過度な介入
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 作業療法士
App Store入手