学習トップ理由で解く 作業療法士第10章 ▸ 一般 / QO61P031

理由で解く 作業療法士

QO61P031 基礎作業療法学

出典:第61回作業療法士国家試験(2026)午後 問31
問題
欠乏すると中枢神経障害を引き起こすのはどれか。
選択肢
1 ビタミンA
2 ビタミンB1
3 ビタミンC
4 ビタミンD
5 ビタミンK
解答
正解2(ビタミンB1)
解説

ビタミンB1(チアミン)欠乏はWernicke脳症・Korsakoff症候群など中枢神経障害を引き起こす。糖代謝の補酵素で神経組織のエネルギー産生に必須。

ビタミンB1はピルビン酸脱水素酵素などの補酵素として糖代謝(TCA回路への流入)に関与し、グルコース依存性の高い神経組織で不足すると容易にエネルギー不全を来す。欠乏では末梢では脚気(多発神経炎・心不全)、中枢では眼球運動障害・運動失調・意識障害を三徴とするWernicke脳症、記銘力障害を残すKorsakoff症候群が生じる。アルコール多飲や偏食、糖質の急速補給(ブドウ糖投与)で顕在化しやすくリスク管理上も重要。

✗ 1. 誤り
ビタミンA
欠乏で夜盲症・角膜乾燥症。中枢神経障害の主因ではない
✓ 2. 正しい
ビタミンB1
欠乏でWernicke脳症・Korsakoff症候群など中枢神経障害を来す
✗ 3. 誤り
ビタミンC
欠乏で壊血病(結合組織・血管の障害)。中枢神経障害ではない
✗ 4. 誤り
ビタミンD
欠乏でくる病・骨軟化症(骨代謝障害)。中枢神経障害ではない
✗ 5. 誤り
ビタミンK
欠乏で出血傾向(凝固因子産生障害)。中枢神経障害ではない
ポイント
  • ビタミンB1欠乏=Wernicke脳症・Korsakoff症候群
  • 糖代謝の補酵素で神経組織はグルコース依存性が高い
  • ブドウ糖投与前のB1補給が鉄則
比較表
主なビタミン欠乏症
ビタミン欠乏症
A夜盲症・角膜乾燥
B1脚気・Wernicke脳症
C壊血病
Dくる病・骨軟化症
K出血傾向
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 作業療法士
App Store入手