学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO61P013
理由で解く 作業療法士
うつ病では回復途上でも意欲・思考制止が残る。負担の少ない構造化された低刺激の関わりで生活を把握するのが適切で、重大な決定は先延ばしにする。
本例は昇進・過重労働を契機に発症したうつ病で、薬物療法により症状はやや軽減したが、精神運動制止(返答が遅い)や意欲低下、自責・希死念慮に通じる悲観的発言が残る回復初期である。この段階では言語での要求度が高い関わりや自己決定を迫る対応は負担となる。入院生活チェックリストのように、選択式・記入式で負担が少なく構造化された方法なら、患者が答えやすく生活状況や困りごとを把握でき、作業療法導入の足がかりとなる。うつ病急性期〜回復初期には退職などの重大な決定を保留させる原則があり、退職の相談を勧める対応は禁忌に近い。
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。