学習トップ理由で解く 作業療法士第12章 ▸ 一般 / QO60P041

理由で解く 作業療法士

QO60P041 作業療法治療学

出典:第60回作業療法士国家試験(2025)午後 問41
問題
睡眠衛生指導で正しいのはどれか。
選択肢
1 2時間程度の昼寝を推奨する。
2 朝起きたらカーテンを開ける。
3 毎日決められた時間に床に就く。
4 どうしても眠れない時には寝酒をする。
5 夜間は就寝直前まで明るい室内で過ごす。
解答
正解2(朝起きたらカーテンを開ける。)
解説

睡眠衛生の要は体内時計の同調で、起床後の光曝露がもっとも重要。就寝時刻より起床時刻を一定にする。

ヒトの概日リズム(体内時計)は約24時間よりやや長く、毎朝の高照度光(特に太陽光)によって毎日リセット・前進する。朝起きてカーテンを開け光を浴びることが最も基本的で有効な睡眠衛生指導であり、夜間の自然な入眠を促す。逆に長い昼寝、寝酒、夜間の強い光は睡眠を悪化させる。指導では「就床時刻」を固定するより「起床時刻」を一定に保ち朝の光を浴びることが優先される。

✗ 1. 誤り
2時間程度の昼寝を推奨する。
長い昼寝は睡眠圧(睡眠欲求)を減らし夜間入眠を妨げる。昼寝は20〜30分以内・午後早めが原則
✓ 2. 正しい
朝起きたらカーテンを開ける。
朝の光曝露が体内時計を同調させ夜の入眠を促す睡眠衛生の基本
✗ 3. 誤り
毎日決められた時間に床に就く。
就床時刻を固定すると眠くないのに床につき不眠を助長する。一定にすべきは起床時刻
✗ 4. 誤り
どうしても眠れない時には寝酒をする。
アルコールは寝つきを助けるが中途覚醒・睡眠の質低下・依存を招く。寝酒は不適切
✗ 5. 誤り
夜間は就寝直前まで明るい室内で過ごす。
夜間の強い光はメラトニン分泌を抑制し入眠を遅らせる。就寝前は照度を落とす
ポイント
  • 睡眠衛生の基本=朝の光曝露で体内時計を同調
  • 固定すべきは就床時刻でなく起床時刻
  • 昼寝は20〜30分以内、寝酒・夜間強光は避ける
比較表
睡眠衛生指導の要点
項目推奨
起床時刻毎日一定にし朝の光を浴びる
昼寝20〜30分以内・午後早めまで
就寝前の光照度を落とす
寝酒避ける(中途覚醒・依存)
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