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理由で解く 作業療法士

QO54P048 作業療法治療学

出典:第54回作業療法士国家試験(2019)午後 問48
問題
アルコール関連問題に対する二次予防はどれか。
選択肢
1 入院による治療
2 中学校や高等学校でのアルコール教育
3 未成年が酒類を入手しづらくする環境作り
4 病院に受診していないアルコール依存症者の早期発見
5 断酒会やAA(Alcoholics Anonymous)などの自助グループへの参加推奨
解答
正解4(病院に受診していないアルコール依存症者の早期発見)
解説

二次予防=早期発見・早期対応。未受診の依存症者を早期に発見することが二次予防に該当する。

予防は三段階に整理される。一次予防は発生そのものの防止(健康教育・環境整備)、二次予防は早期発見・早期治療、三次予防は再発防止・社会復帰(リハビリテーション)である。「病院に受診していないアルコール依存症者の早期発見」は、まだ治療につながっていない対象を早期に把握して介入につなげる二次予防にあたる。アルコール教育や未成年の酒類入手を妨げる環境作りは一次予防、入院治療や自助グループへの参加は治療・再発防止(三次予防)に位置づけられる。

✗ 1. 誤り
入院による治療
確立した障害への治療で三次予防(再発防止・社会復帰)に相当
✗ 2. 誤り
中学校や高等学校でのアルコール教育
発生を防ぐ健康教育で一次予防
✗ 3. 誤り
未成年が酒類を入手しづらくする環境作り
発生予防の環境整備で一次予防
✓ 4. 正しい
病院に受診していないアルコール依存症者の早期発見
未治療者を早期に発見する二次予防
✗ 5. 誤り
断酒会やAA(Alcoholics Anonymous)などの自助グループへの参加推奨
再発防止・社会復帰を支える三次予防
ポイント
  • 二次予防=早期発見・早期治療
  • 一次予防=発生予防(教育・環境整備)
  • 三次予防=再発防止・社会復帰(治療・自助グループ)
比較表
予防の三段階(アルコール問題)
段階内容例
一次予防アルコール教育、未成年の入手制限
二次予防未受診者の早期発見・早期介入
三次予防入院治療、断酒会・AAでの再発防止
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