学習トップ理由で解く 作業療法士第14章 ▸ 一般 / QO60P034

理由で解く 作業療法士

QO60P034 作業療法管理学

出典:第60回作業療法士国家試験(2025)午後 問34
問題
感染対策で正しいのはどれか。
選択肢
1 吐物の付着した手はまずアルコール製剤で洗う。
2 ノロウイルス感染症の患者は陰圧室に隔離する。
3 便で汚染した衣類の交換時はガウンを着用する。
4 患者に直接接触しなければ手指衛生は不要である。
5 インフルエンザ患者は解熱直後から作業療法室で訓練できる。
解答
正解3(便で汚染した衣類の交換時はガウンを着用する。)
解説

排泄物・体液で汚染される場面ではガウン等の個人防護具を用いる(接触予防策)。ノロはアルコール無効で流水と石鹸、空気感染ではないため陰圧室不要。

標準予防策では、血液・体液・排泄物・分泌物は感染性があるものとして扱う。便で汚染した衣類を交換する際は手指や衣服の汚染を防ぐためガウン(エプロン)と手袋を着用する接触予防策が正しい。ノロウイルスはアルコールへの抵抗性が高く、汚染した手は石鹸と流水で物理的に洗い流す必要があり、また接触・経口感染であって空気感染ではないため陰圧室は不要(陰圧室は結核・麻疹・水痘など空気感染で使用)。手指衛生は環境表面を介した伝播もあるため直接接触の有無に関わらず必要。インフルエンザは解熱後も一定期間ウイルスを排出するため解熱直後の集団訓練は不適切。

✗ 1. 誤り
吐物の付着した手はまずアルコール製剤で洗う。
ノロ等を想定するとアルコールは効果不十分。まず石鹸と流水で洗う
✗ 2. 誤り
ノロウイルス感染症の患者は陰圧室に隔離する。
ノロは接触・経口感染で空気感染ではない。陰圧室は不要
✓ 3. 正しい
便で汚染した衣類の交換時はガウンを着用する。
便で汚染した衣類の交換時はガウンを着用する接触予防策で正しい
✗ 4. 誤り
患者に直接接触しなければ手指衛生は不要である。
環境表面等を介した伝播があり、直接接触しなくても手指衛生は必要
✗ 5. 誤り
インフルエンザ患者は解熱直後から作業療法室で訓練できる。
インフルエンザは解熱後も排出が続き、解熱直後の作業療法室での訓練は不適切
ポイント
  • 排泄物汚染時はガウン+手袋(接触予防策)
  • ノロはアルコール無効→流水+石鹸
  • 陰圧室は空気感染(結核・麻疹・水痘)用
比較表
感染経路別予防策
経路対応・病原体例
接触手袋・ガウン(ノロ・MRSA)
飛沫サージカルマスク(インフルエンザ)
空気陰圧室・N95(結核・麻疹・水痘)
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