学習トップ理由で解く 作業療法士第12章 ▸ 一般 / QO60P022

理由で解く 作業療法士

QO60P022 作業療法治療学

出典:第60回作業療法士国家試験(2025)午後 問22
問題
CRPSで正しいのはどれか。
選択肢
1 男性に多い。
2 高齢者に多い。
3 手根背屈変形をきたす。
4 骨折後の発症率は80%である。
5 外傷疾病に不釣り合いな持続性疼痛がある。
解答
正解5(外傷疾病に不釣り合いな持続性疼痛がある。)
解説

CRPSは外傷の程度に不釣り合いな持続性・難治性の疼痛が中核。中年女性に多い。

CRPS(複合性局所疼痛症候群)は、骨折・捻挫・手術などの外傷を契機に、その損傷の程度では説明できない激しく持続する疼痛(アロディニア・痛覚過敏)を主症状とし、腫脹・皮膚色や温度変化・発汗異常・関節可動域制限など自律神経・栄養障害を伴う病態である。中年女性にやや多いとされる。作業療法では疼痛に配慮しながら早期からの愛護的な自動運動・使用を促し、廃用と拘縮の悪循環を防ぐことが重要である。

✗ 1. 誤り
男性に多い。
一般に女性(特に中年女性)にやや多いとされる
✗ 2. 誤り
高齢者に多い。
中年層に多くみられ、高齢者に特に多いとはいえない
✗ 3. 誤り
手根背屈変形をきたす。
CRPSでは腫脹・拘縮・可動域制限を生じるが、特有の手根背屈変形という定型的変形をきたすわけではない
✗ 4. 誤り
骨折後の発症率は80%である。
骨折後にCRPSを発症する頻度は一部にとどまり、80%という高率ではない
✓ 5. 正しい
外傷疾病に不釣り合いな持続性疼痛がある。
損傷の程度に見合わない持続する強い疼痛がCRPSの中核症状
ポイント
  • CRPS=外傷に不釣り合いな持続性疼痛が中核
  • 腫脹・皮膚温変化・発汗異常など自律神経症状を伴う
  • 中年女性にやや多い
  • 愛護的な早期自動運動で悪循環を防ぐ
比較表
CRPSの主な特徴
項目特徴
主症状外傷に不釣り合いな持続性の激痛・アロディニア
随伴症状腫脹・皮膚色/温度変化・発汗異常・可動域制限
好発中年女性にやや多い
OTの方針疼痛管理下での早期自動運動・使用促進、拘縮予防
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 作業療法士
App Store入手