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理由で解く 作業療法士

QO60P021 作業療法治療学

出典:第60回作業療法士国家試験(2025)午後 問21
問題
糖尿病患者の低血糖発作時の症状はどれか。
選択肢
1 胸痛
2 口渇
3 動悸
4 腹痛
5 手のしびれ
解答
正解3(動悸)
解説

低血糖ではまず交感神経(アドレナリン)症状が出る。動悸・発汗・振戦・不安・空腹感が代表。

血糖が低下すると生体は血糖を上げようとカテコールアミン(アドレナリン)を分泌する。その結果、動悸・頻脈・発汗・手指振戦・強い空腹感・不安といった交感神経症状(警告症状)が出現し、さらに低下すると意識障害・けいれんなど中枢神経症状に進む。作業療法では運動負荷や空腹時に低血糖が起こりやすく、動悸や冷汗を早期のサインとして捉え、糖分補給などのリスク管理を行うことが重要である。

✗ 1. 誤り
胸痛
狭心症・心筋梗塞などを示唆する症状で、低血糖の典型症状ではない
✗ 2. 誤り
口渇
脱水や高血糖(血糖上昇による浸透圧利尿)でみられる症状で、低血糖ではない
✓ 3. 正しい
動悸
低血糖に対するアドレナリン分泌による代表的な交感神経症状
✗ 4. 誤り
腹痛
低血糖の典型症状ではなく、消化器疾患などを示唆する
✗ 5. 誤り
手のしびれ
末梢神経障害や過換気などでみられるが、低血糖発作の典型症状ではない
ポイント
  • 低血糖=まず交感神経症状(動悸・発汗・振戦・空腹感)
  • 進行すると中枢神経症状(意識障害・けいれん)
  • 口渇は低血糖ではなく高血糖・脱水の症状
比較表
低血糖の症状の進行
段階主な症状機序
交感神経症状(警告)動悸・発汗・振戦・空腹感・不安アドレナリン分泌
中枢神経症状頭痛・生あくび・意識障害・けいれん・昏睡脳のブドウ糖欠乏
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