学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第10章 ▸ 実地 / QO60A013
理由で解く 作業療法士
長期大量飲酒による肝障害を背景に、失見当識・意識/気分の変動・羽ばたき振戦(asterixis)が揃えば肝性脳症を第一に考える。
長年の連続飲酒によるアルコール性肝硬変を基盤に、肝の解毒能低下でアンモニアなどが蓄積すると肝性脳症を来す。特徴は変動する意識障害・見当識障害・羽ばたき振戦(asterixis:手関節背屈保持で不規則に落ちるふるえ)で、本症例の所見と一致する。羽ばたき振戦は肝性脳症・尿毒症性脳症などの代謝性脳症でみられるが、大量飲酒による肝障害という文脈から肝性脳症が最も考えられる。
| 疾患 | 背景 | 手がかり |
|---|---|---|
| 肝性脳症 | 肝硬変・大量飲酒 | アンモニア上昇・黄疸 |
| 尿毒症性脳症 | 腎不全 | 腎機能低下・乏尿 |
| 進行麻痺 | 神経梅毒 | 梅毒血清反応陽性 |
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