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理由で解く 作業療法士
正中神経低位麻痺は母指対立(短母指外転筋・対立筋)が障害され猿手となる。対立スプリントで母指を対立位に保持し、つまみ動作を可能にするのが目的。
手根管症候群による正中神経低位(手関節部)麻痺では、母指球筋(短母指外転筋・母指対立筋)が麻痺し、母指の掌側外転・対立ができず母指が手掌面に倒れ込む『猿手(saru手)』を呈する。作業療法上の目的は、母指を示指・中指と対立できる位置に保持し、つまみ(対立つまみ)を可能にすることである。したがって対立スプリント(オポーネンススプリント)では母指を対立位に保持するのが最も適切。母指指腹まで覆うと感覚とつまみを妨げ、中手骨頭部を圧迫すると疼痛・循環障害を招き不適切。近位端を前腕近位2/3まで延ばすのは低位麻痺で過剰(前腕運動を妨げる)、遠位端でII〜V指MP掌側を覆うと手指の屈曲・把持を制限するため不適切。
| 障害高位 | 主な障害 | 変形 |
|---|---|---|
| 低位(手関節・手根管) | 母指対立障害 | 猿手 |
| 高位(前腕近位) | 母指・示指の屈曲+対立障害 | 祈祷手+猿手 |
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