学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO59P003
理由で解く 作業療法士

右半球損傷+右への重心偏移・頸部右回旋は左半側空間無視を示す。左空間へ注意・頸部・視線を向けさせる介入が正しく、無視側を無視する介入は不適切。
右視床出血で左片麻痺、座位で右へ重心が偏移し頸部が右へ回旋する所見は、非麻痺側(右)優位で麻痺側(左)空間を無視する典型的な左半側空間無視(USN)である。治療の原則は、無視されている左空間へ能動的に注意・頸部回旋・視線を誘導すること(左方への探索を促す、頸部左回旋、左からの刺激入力)である。頸部を左回旋させて塗り絵を行えば、無視側である左空間へ頭頸部と視線が向き、左への注意探索が促進されるため最も適切。逆に右からの声掛けや左から右への輪移動、左を壁でふさぐ配置は、いずれも無視側の左空間への注意を減らす方向で不適切。『視覚認知が改善してからADL』も、無視は日常活動の中で機能的に再学習させるべきで、訓練を先送りにする点で誤り。
| 介入 | 注意の方向 | 適否 |
|---|---|---|
| 頸部を左回旋して塗り絵 | 左(無視側)へ誘導 | 適切 |
| 右から声掛け | 右(非無視側) | 不適切 |
| 左から右へ輪移動 | 無視側から離れる | 不適切 |
| 左に壁を配置 | 左をふさぐ | 不適切 |
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