学習トップ理由で解く 作業療法士第12章 ▸ 一般 / QO59A038

理由で解く 作業療法士

QO59A038 作業療法治療学

出典:第59回作業療法士国家試験(2024)午前 問38
問題
術後せん妄への対応で誤っているのはどれか。
選択肢
1 視力補正
2 脱水補正
3 見当識への刺激
4 早期からの運動
5 夜間の完全消灯
解答
正解5(夜間の完全消灯)
解説

せん妄予防は感覚遮断の是正・脱水補正・見当識強化・早期離床が基本。夜間の完全消灯は不安・混乱を助長し不適切。

術後せん妄は身体的・環境的誘因が重なって生じる急性の意識・注意の障害で、予防・対応は誘発因子の是正が原則である。眼鏡・補聴器で感覚遮断を防ぐ(視力補正)、脱水や電解質異常の補正、カレンダー・時計・声かけによる見当識への働きかけ、早期離床・運動はいずれも有効な対応である。一方、夜間の完全消灯は暗闇での見当識障害や不安・錯覚を助長し、転倒リスクも高めるため誤り。夜間はほのかな間接照明を残し昼夜リズムを整える。

✗ 1. 正しい
視力補正
眼鏡等で視覚を補い感覚遮断を防ぐ有効な対応(正しい対応)
✗ 2. 正しい
脱水補正
脱水・電解質異常はせん妄の誘因で是正が有効(正しい対応)
✗ 3. 正しい
見当識への刺激
時計・カレンダー・声かけで見当識を保つ有効な対応(正しい対応)
✗ 4. 正しい
早期からの運動
早期離床・活動は昼夜リズム維持と予防に有効(正しい対応)
✓ 5. 誤り
夜間の完全消灯
暗闇は見当識障害・不安・錯覚・転倒を助長し不適切(誤っている=正解)
ポイント
  • せん妄対応=誘発因子の是正
  • 感覚補正・脱水補正・見当識強化・早期離床が有効
  • 夜間は間接照明で昼夜リズムを保つ(完全消灯は不可)
比較表
術後せん妄への対応の可否
対応適否
視力・聴力の補正適切
脱水・電解質の補正適切
見当識への刺激適切
早期離床・運動適切
夜間の完全消灯不適切
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