学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO59A013
理由で解く 作業療法士
依存症候群の中核症状は渇望・抑制喪失・耐性増大・離脱症状・飲酒中心の生活。禁酒を試みていない本例で離脱症状は現時点で確認されない。
アルコール依存症候群はICDの診断ガイドラインで、強い渇望、飲酒行動の制御困難(抑制喪失)、耐性の増大、中止・減量時の離脱症状、飲酒中心の生活、有害な結果を知りつつ飲酒継続、で特徴づけられる。本例は飲酒量増大・入手行動・生活破綻・肝機能障害があり多くの中核症状を満たすが、『これまでに禁酒の試みはない』ため断酒に伴う離脱症状(振戦・発汗・不眠・けいれん・せん妄)は現時点で観察されていない。したがって『離脱症状』が現時点で観察される症状として誤りとなる。
| 症状 | 内容 |
|---|---|
| 渇望 | 強い飲酒欲求・強迫的飲酒 |
| 抑制喪失 | 飲酒の開始・量・終了を制御できない |
| 耐性の増大 | 同じ効果に多くの量が必要になる |
| 離脱症状 | 断酒・減酒時の振戦・発汗・けいれん・せん妄 |
| 飲酒中心の生活 | 他の関心より飲酒が優先される |
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