学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO59A011
理由で解く 作業療法士

写真は発赤のみのⅠ度ではなく蒼白・炭化・湿潤創が混在する重症熱傷であり、疼痛評価が必要(選択肢1が正)。
写真は両下肢(下腿~足部)の熱傷で、靴下が一部残り、皮膚には野焼き由来の煤・灰が付着している。所見は単なる発赤(Ⅰ度)ではなく、蒼白・白色斑・黒色炭化部・赤色の湿潤創(真皮露出)が混在し、深達度の異なる熱傷が並存している。したがって「Ⅰ度」とする選択肢2は画像と矛盾する。全身熱傷面積35%の重症熱傷であり、輸液管理・ショックや感染の監視など全身症状の観察は不可欠(選択肢3は誤)、気道熱傷・熱傷面積はいずれも生命予後を左右する重要な予後因子である(選択肢4・5は誤)。混在深度の創で有痛性部分を含むため、深度判定と鎮痛のために疼痛評価は必要であり、選択肢1が正しい。
| 深度 | 傷害層 | 所見 | 疼痛 |
|---|---|---|---|
| Ⅰ度 | 表皮 | 発赤・紅斑 | あり |
| 浅達性Ⅱ度 | 真皮浅層 | 水疱・湿潤・強い痛み | 強い |
| 深達性Ⅱ度 | 真皮深層 | 水疱・知覚鈍麻 | 鈍い |
| Ⅲ度 | 皮膚全層 | 白色〜炭化・乾燥 | なし(無痛) |
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