学習トップ理由で解く 作業療法士第12章 ▸ 一般 / QO58A035

理由で解く 作業療法士

QO58A035 作業療法治療学

出典:第58回作業療法士国家試験(2023)午前 問35
問題
Down症候群の乳児の保護者に対する指導で最も優先度が低いのはどれか。
選択肢
1 関節拘縮の予防法
2 離乳食の摂食方法
3 姿勢の安定を促す抱き方
4 保護者のストレス対処法
5 児とのコミュニケーションの取り方
解答
正解1(関節拘縮の予防法)
解説

Down症候群は筋緊張低下と関節過可動性が特徴で、関節拘縮は起こりにくい。よって拘縮予防指導の優先度は最も低い。

Down症候群の乳児は全身の筋緊張低下(低緊張)と靱帯弛緩による関節過可動性が特徴であり、関節が硬くなる拘縮はむしろ生じにくい。したがって関節拘縮の予防法の指導は優先度が最も低い。低緊張のため哺乳・摂食が困難になりやすく離乳食の摂食指導は重要で、姿勢が崩れやすいため安定した抱き方の指導も有用である。また障害告知後の保護者の心理的負担は大きくストレス対処の支援は重要であり、発達を促すうえで児との関わり方(コミュニケーション)の指導も基本となる。低緊張という病態から各選択肢の優先度を判断する問題である。

✓ 1. 正しい
関節拘縮の予防法
低緊張・関節過可動性が特徴で拘縮は起きにくく、指導の優先度は最も低い(正=これが正答)
✗ 2. 誤り
離乳食の摂食方法
低緊張で哺乳・摂食が困難になりやすく指導は重要
✗ 3. 誤り
姿勢の安定を促す抱き方
低緊張で姿勢が崩れやすいため安定した抱き方の指導は有用
✗ 4. 誤り
保護者のストレス対処法
告知後の心理的負担が大きく心理支援は重要
✗ 5. 誤り
児とのコミュニケーションの取り方
発達促進のうえで関わり方の指導は基本的に重要
ポイント
  • Down症候群=筋緊張低下・関節過可動性
  • 拘縮は起きにくく拘縮予防は優先度が低い
  • 摂食・姿勢・親の心理支援が優先
比較表
Down症候群乳児の特徴と支援の要点
特徴支援の視点
筋緊張低下(低緊張)姿勢保持・抱き方の工夫
哺乳・摂食困難摂食・離乳食指導
関節過可動性拘縮予防は不要、過伸展に注意
家族の心理的負担保護者のストレス対処支援
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 作業療法士
App Store入手