学習トップ理由で解く 作業療法士第12章 ▸ 一般 / QO58A043

理由で解く 作業療法士

QO58A043 作業療法治療学

出典:第58回作業療法士国家試験(2023)午前 問43
問題
自閉症スペクトラム障害にみられる行動の特徴として最も適切なのはどれか。
選択肢
1 冗談が通じない。
2 ケアレスミスが多い。
3 語の途中で区切って読む。
4 突発的にまばたきを繰り返す。
5 家ではよく話すが学校では全く話さない。
解答
正解1(冗談が通じない。)
解説

自閉症スペクトラム障害では言葉を字義通りに受け取り、冗談・比喩・皮肉など言外の意味の理解が困難となる。

自閉症スペクトラム障害(ASD)の中核症状は、社会的コミュニケーション・対人相互反応の質的障害と、限定・反復的な行動・興味である。言語は字義通り(literal)に解釈される傾向が強く、冗談・比喩・皮肉・慣用句のような言外の意味や文脈依存的なニュアンスの読み取りが苦手で、『冗談が通じない』という行動として現れる。他の選択肢は各々別の疾患・状態の典型像であり、鑑別として整理して覚えるとよい。

✓ 1. 正しい
冗談が通じない。
言外の意味の理解が困難で字義通りに受け取るASDの特徴
✗ 2. 誤り
ケアレスミスが多い。
不注意優勢のADHDに典型的
✗ 3. 誤り
語の途中で区切って読む。
読みの正確性・流暢性が障害される限局性学習症(読字障害・ディスレクシア)を示唆
✗ 4. 誤り
突発的にまばたきを繰り返す。
突発・反復・常同的な運動チック(チック症)の特徴
✗ 5. 誤り
家ではよく話すが学校では全く話さない。
特定場面で話せなくなる場面緘黙(選択性緘黙)の特徴
ポイント
  • ASD=字義通り解釈で冗談が通じない
  • 社会的コミュニケーション障害+限定反復行動
比較表
行動特徴と該当する状態
行動状態
冗談が通じない自閉症スペクトラム障害
ケアレスミスが多いADHD(不注意)
語の途中で区切って読む限局性学習症(読字)
突発的なまばたき反復チック症
場面で話せない場面緘黙
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 作業療法士
App Store入手