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理由で解く 作業療法士

QO58A030 作業療法治療学

出典:第58回作業療法士国家試験(2023)午前 問30
問題
心不全患者への生活指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 1日4L飲水する。
2 食事の直後に入浴する。
3 入浴は44℃の湯に浸かる。
4 冬季には肌の露出を少なくする。
5 1日の塩分摂取量を6g未満に制限する。
解答
正解4(冬季には肌の露出を少なくする。)、5(1日の塩分摂取量を6g未満に制限する。)
解説

心不全では減塩(6g/日未満)と心負荷を避ける管理が基本。寒冷による血圧上昇・後負荷増大を防ぐため冬季の保温(肌の露出を減らす)も適切。

慢性心不全の生活指導では、体液貯留と心負荷を抑えることが要点である。塩分は1日6g未満に制限し(選択肢5)、飲水も過剰は禁物で1日4Lの多飲は体液量を増やし心不全を悪化させる。寒冷刺激は末梢血管収縮による血圧上昇・後負荷増大を招くため、冬季は肌の露出を少なくして保温する(選択肢4)ことが望ましい。入浴は高温(44℃)だと交感神経が興奮し血圧・心拍数が上がり心負荷が増すためぬるめ(40℃前後)が推奨され、食後すぐの入浴は消化管と皮膚への血流競合で循環負担が増すため避ける。したがって適切なのは4と5である。

✗ 1. 誤り
1日4L飲水する。
過剰な水分摂取は体液量を増やし心不全を悪化させるため不適切
✗ 2. 誤り
食事の直後に入浴する。
食後の入浴は循環への負担が大きく避けるべき
✗ 3. 誤り
入浴は44℃の湯に浸かる。
高温は血圧・心拍数を上げ心負荷を増すためぬるめが適切
✓ 4. 正しい
冬季には肌の露出を少なくする。
寒冷による血圧上昇・後負荷増大を防ぐ保温が適切
✓ 5. 正しい
1日の塩分摂取量を6g未満に制限する。
減塩は体液貯留と心負荷を抑える基本指導
ポイント
  • 塩分6g/日未満の減塩
  • 過剰な水分摂取を避ける
  • 入浴はぬるめ・食後直後は避ける
  • 冬季は保温し寒冷による後負荷増大を防ぐ
比較表
心不全の生活指導
項目指導
塩分6g/日未満に制限
水分過剰摂取を避ける
入浴ぬるめ(40℃前後)・食後直後は避ける
寒冷対策保温し露出を減らす
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